腰痛・ぎっくり腰の治し方
猫背、反り腰、座りっぱなしの人はご用心!
男女ともに不調の上位に挙げられる悩みといえば、「腰痛」。痛い!重い!動かせない…と、あなたの腰も悲鳴を上げていませんか?働き盛りの腰痛は、大半が姿勢に問題あり。すぐにできるタイプ別簡単エクササイズで、本気の腰痛対策、始めましょう!
悪い姿勢や運動不足、加齢などで腰の負担が増加
長時間、パソコンに向かっていたら腰が痛くなった、荷物を持ち上げたとたん、激しい腰痛に襲われた…。そんな経験はありませんか?
腰痛持ちの方は多く、厚生労働省の国民生活基礎調査(平成25年)では、男性が訴える症状の1位に腰痛が挙がっています(女性は2位)。
では、なぜこんなに腰痛が多いのでしょうか。「実は、腰痛の8割以上は原因がはっきり特定できません。しかし、姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢でいたり、体を緊張させたりすることが、腰痛の引き金になっているのは確かでしょう」と竹谷内医院院長の竹谷内康修さんは話します。
例えば、デスクワーク中は猫背で腰が丸くなり、歩くときには逆に腰が反りすぎという人も。「座って猫背、立って反り腰という方は多いですが、これは腰にとっては二重によくありません」と竹谷内さん。
腰は体の中心で上半身を支え、姿勢のバランスを保つ肝心要の場所。悪い姿勢をとり続けると、腰のあたりの背骨(腰椎)や椎間板、関節、筋肉などへの負担が増え、腰痛が起こりやすくなります(左図参照)。
また、運動不足で筋肉が弱かったり、加齢に伴って椎間板などの弾力性が低下したりすることも誘因になります。