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男のストレス事情

「いいね!」を強要する緩やかな繋がりに「NO!」と言ったっていい

フリーライター 武田砂鉄さんに聞く「あえてクリアにしないという選択肢」【1】

 森脇早絵=フリーライター

個人がみんな心地よさに包まれていて、そこからちょっとでも外れたことを言ったりすると、途端に周りが拒否したりとか、遠慮したりとか、叩いたりとか、そんなことが社会で起こっているように見えます。

武田 そうですね。様々な場所で、様々な生き方のパターンが数多く提示されているのはとても素敵なことだとは思いますが、「さぁ、これだけの受け皿があるのだから、この中から、ひとつの生き方を決めてください!」という申し出をニコニコ笑顔で受け止めなければいけないような気配があって、それって逆にプレッシャーにもなりますよね。

 100パターンほど提示されて、「これだけあるから選んでくれ。選べなかったらそれはもうオマエの責任だよ」って、思われやすくなっている気がしませんか。そういうやさしい圧力というか。パターンを増やせばいいというだけの問題ではなくて、その人自身の考えや生き方みたいなものは、いつだって「どこにも当てはまらなくていい」を用意しなければならないと思うんです。

男は昼飯に会社のヒエラルキーを持ち込む

食事中まで会社のヒエラルキーを持ち込んでいたら、そりゃ疲れますよね。
食事中まで会社のヒエラルキーを持ち込んでいたら、そりゃ疲れますよね。

武田 今日のインタビューは「男の生きづらさ」とのことですけれど、さっき、オフィス街で昼ご飯を食べていたんですが、その時に周りの人たちを見ていると、女性よりも男性たちのほうが同僚と連れ立って食事に来ているんですよ。女性は一人で食べていたり、友だちと食べていたり、少なくとも会社の中のヒエラルキーをいったん崩して食べている印象を受けました。

 でも男性ったら、会社の立場をそのまま昼飯に持ち込んでいる。「○○部長が○○定食なら、僕もそれ、いっちゃいます」とか、それに返すジョークで「オマエにはまだ早い」みたいな会話をしている。冗談だとしても、イヤだな、と思いました。

 さっき見かけた事例のくせに、かなり適当なこと言いますけれど、男の生きづらさを解消するには、男性が昼飯を一人で食べに行けるようになればいいんじゃないんですかね。ついさっき導いた、今日のお題への結論がこれです(笑)。でも、よく言うんです、同じ釜の飯を食わないって宣言しましょうよ、と。男の人はそうやって「属性」を外す機会を意識的に増やしたらいいんじゃないかと思います。

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