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ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~

コーヒー摂取で「気をつけるべきこと」は何か

第6回 ちゃんと知りたい! コーヒーのいいこと・悪いこと――ネスレ日本の福島洋一さんに聞く(前編)

 柳本操=ライター

コーヒーをよく飲む人は肌のシミが少ない

前回も紹介しましたが、コーヒーは日本人にとって手軽でコンスタントにポリフェノールを摂取することができる、重要な供給源になっています。これまでの連載で幾度となく登場しましたが、クロロゲン酸に代表されるコーヒーポリフェノールが、カラダにいい効果を及ぼしているということでしょうか。

福島さん そう考えています。ポリフェノールには活性酸素の害を打ち消す「抗酸化作用」があります。これが血管、肝機能などをはじめ、さまざまな面でいい影響を及ぼしている可能性があります

 病気だけではなく、「肌」への効果も注目されています。肌は紫外線に常にさらされています。コーヒーポリフェノールによるポジティブな効果が期待できるのではないかというわけです。2011年に、お茶の水女子大学大学院の近藤和雄教授のチームによる、30~60歳の非喫煙女性131人を対象にした、コーヒーの摂取量と肌状態の最初の解析が行われました。

コーヒーを飲んでいる人はシミが抑制されている可能性がある
30~60歳の非喫煙女性131人を対象に、食事と肌状態の解析を行ったところ、コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)の摂取量が多いほど紫外線によるシミが少ない傾向があることがわかった。コーヒーを飲んでいる人はシミが抑制されている可能性がある(Int J Dermatol 54,410-18,2015)

 すると、コーヒーポリフェノール摂取が多いほど、紫外線による「シミ」が少ないことが確認できたのです。この分野はまだ研究が始まったばかりということもあり、詳しいメカニズムはまだ解明されていません。シミの発生には肌細胞の遺伝子変異が関与し、紫外線により発生する活性酸素も影響しているといわれています。コーヒーポリフェノールの活性酸素と戦う力がシミの抑制に寄与している可能性が考えられます。

 その後も、シミに関する調査は続けられ、子ども時代にはシミは存在せず、大人、特に中高年になるとシミは増えていくこともわかってきました。シミは18歳から20歳ぐらいの年齢で一気に生成が進むのですが、ポリフェノール摂取量が多い人はシミの生成速度が低い傾向が確認されています。成人になってからも、ポリフェノールを多く摂取することでシミの面積が拡大するのを抑えられる可能性もあるのです。

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