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ビジネスパーソンのコーヒー学 ~コーヒーと健康最前線~

お酒の後はコーヒー!? 肝機能、痛風にも効果あり

第3回 メタボに悩むビジネスパーソンはコーヒーを!――国立健康・栄養研究所 古野純典さんに聞く(前編)

 柳本操=ライター

コーヒーは痛風にも効果あり

コーヒーは他の生活習慣病に対しても効果があるのでしょうか?

古野さん あまり知られていないのですが、実はコーヒーは痛風にも予防効果を発揮するのですよ。

コーヒー摂取量と尿酸値の関係
1日あたりのコーヒーを飲む量が1~2杯、3~4杯、5杯以上と多くなるほど、尿酸値が低下することが確認された(British Journal of Nutrition 1999;82:125-130)
[画像のクリックで拡大表示]

 自衛官を対象にした調査のデータ解析をした際に、コーヒーを飲む習慣がある人は尿酸値も低いことがわかりました。しかも、1日あたりのコーヒーを飲む量が1~2杯、3~4杯、5杯以上と多くなるほど尿酸値が低下しやすい、ということが判明しています。この研究結果は1999年に英国の専門誌に発表しました。

 コーヒーを飲む量が、「1日1杯未満」の人の尿酸値が5.88mg/dLだったのに対して、「1~2杯」では5.75mg/dL、「3~4杯」では5.69mg/dL、「5杯以上」では5.56mg/dLとなっています。同様の調査を緑茶に対しても行っているのですが、緑茶については有意な傾向は見られませんでした。

         ◇       ◇       ◇

 前回紹介したように、コーヒーは肝臓がんの予防に効果があることがわかっている。コーヒーが肝臓に対していい効果をもたらすのは間違いなさそうだ。さらに、痛風にも効くとなると、メタボなビジネスパーソンにはうってつけだ。古野さんによると、コーヒーの効果はまだあるという。何と、2000万人もの病気・予備軍を抱える国民病の1つ、糖尿病の予防に効果があるというのだ。明日公開の後編で詳しく報告しよう。



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古野純典さん
医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所所長
古野純典さん 1949年、長崎県生まれ。1974年、九州大学医学部卒業。81年にロンドン大学疫学修士課程修了。福岡大学医学部助教授(公衆衛生学講座)、防衛医科大学校教授、九州大学大学院医学研究院教授を経て現職に。

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