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インフルエンザ総特集

今冬のインフルエンザは「トリプル感染」も心配

高齢者と乳幼児で目立つ「低い抗体保有率」

 三和護=日経メディカル

 最も注視すべきは0~4歳。この年齢では、A型のH3N2(香港型)とB型(山形系統)がともに「比較的低い」であり、さらにB型(ビクトリア系統)は「低い」だった(表1)。つまり0~4歳では、3種類のウイルスに感染するリスクが高い。これがトリプル感染懸念の根拠となる。1人が3回インフルエンザに罹患すると、患者数の増加要因になり、また重症化例の多発リスクも押し上げる。

 これまでも日本小児感染症学会などでは、1シーズンに複数回、インフルエンザに罹患した症例が報告されている。例えば、兄弟が同時にインフルエンザに感染。回復した後にまた、2人とも感染してしまった事例があった。1回目に罹患したウイルスが兄弟間で異なっており、2回目の感染では兄が弟から、弟は兄から、それぞれ別のタイプのウイルスをもらっていた。幸いこの兄弟は2回の罹患で済んだが、今シーズンは特に0~4歳児の場合、3回目の感染があるかもしれない。

 0~4歳あるいは高齢者ら抗体保有率の低い年齢層に該当する人は、インフルエンザのワクチン接種はもとより、手洗いやうがいなど日ごろから感染予防に努めるべきだろう。

この記事は、日経メディカルに掲載された記事を一部再編集したものです。

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