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インフルエンザ総特集 2015~2016

インフル急加速、全国的に警報レベル超える

流行入りから警報までの時間は過去5シーズンで最短

 三和護=日経メディカル

2015年~2016年シーズンのインフルエンザ流行速報から、知っているようで知らないインフルエンザの基礎知識まで、この特集で一挙解決! インフルエンザ流行マップはこちら毎日更新中です。

 インフルエンザ流行のスピードが加速している。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、2月7日までの1週間に全国の定点医療機関を受診した患者数は定点当たり34.66人と前週の22.57人から1.5倍に増加、今シーズン初めて警報レベルとされる30人を超えた。流行入りから警報までの時間は、過去5シーズンで最短となった。

 国や自治体によるインフルエンザ対策は、流行入りからピークまでの時間を伸ばし、かつピーク時の患者数を減らすことを目的に展開される。咳エチケットや手洗いの励行、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた食事、さらにはワクチン接種を呼び掛けるなど、公衆衛生学的な介入により、感染拡大を抑制し流行規模の平坦化を目指している。

 しかし今シーズンは、全国的に、こうした公衆衛生学的な介入が実を結んでいないように見える。流行入りから警報レベルに達するまでの時間を見たところ、今シーズン(2015/16シーズン)は4週間だった(流行入りが第1週、警報レベル超えが5週目)。新型インフルエンザ(A/H1N1pdm2009)が季節性インフルエンザとして流行するようになった2011/12シーズン以降は、7週間、6週間、6週間、6週間と推移しており、今シーズンの4週間は近年にない短期間に警報レベルに達したことを意味している。

 休み明けとなる本日は、インフルエンザの患者が外来に殺到している可能性もありそうだ。

図1 インフルエンザ定点当たり報告数の推移
[画像のクリックで拡大表示]
この記事は、日経メディカルに掲載された記事を一部再編集したものです。

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