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インフルエンザ総特集

インフルエンザにかかってしまったら

水分補給は? 治療は? 家庭内感染を予防するには?

 日経Gooday編集部

治療薬は何種類? どんな特徴があるの?

 インフルエンザの治療薬として用いられるノイラミニダーゼ阻害薬は、現在、4つの種類が使われており、経口薬、吸入薬、点滴薬の3つの剤型があります(下表)。飲み薬か吸入薬か点滴か、1日2回を5日間か、1回のみの服用か、といった使い勝手を基準に医師が使い分けています。自分でうまく吸入できない乳幼児には、経口薬(粉薬もあり)のタミフルが主に使われます。今シーズンは、タミフルが1歳未満の小児にも保険適用されたほか、吸入薬のイナビルの予防投与が10歳未満の小児に対しても可能になりました。

抗インフルエンザウイルス薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)の種類と使い方
商品名一般名剤型治療に用いる場合予防的に用いる場合(*1)
タミフルオセルタミビル経口薬75mgを1日2回×5日間(*2)75mgを1日1回×7~10日間(*2)
リレンザザナミビル吸入薬10mgを1日2回×5日間 10mgを1日1回×10日間
イナビルラニナミビル吸入薬40mgを1回(*3)20mgを1日1回×2日間または40mgを1回(*3)
ラピアクタペラミビル点滴薬1回2016年11月末現在、予防投与は認められていない
*1 予防的に使用される場合は保険は適用されない。
*2 小児の1回量は体重に応じて2mg/kg(上限75mg)。また、小児の予防投与の期間は10日間。
*3 成人および10歳以上の小児に対する分量。10歳未満の場合、治療・予防のいずれも20mgを1回。

家庭内感染を防ぎたい! そんなときは

 家族がインフルエンザにかかってしまった場合、なんとかして家庭内感染を食い止めたいもの。患者にはできるだけ家族と離れた場所で療養してもらい、食器などの共用や不必要な接触を避けるのが第一ですが、同時に、室温・湿度の管理も重要になってきます。

 インフルエンザウイルスは寒冷乾燥を好み、高温多湿に弱い特徴があります。空気中に水滴など水分が少ないと、せきやくしゃみなどで勢いよく出た飛沫は遠くまで飛びますが、温度20度以上、湿度50~60%になると、空気中での感染力が下がります

 ※感染予防のための室温・湿度管理について詳しく知りたい方は「室温・湿度管理でインフル予防」をご覧ください。

 また、「家族に高齢者がいる」「子どもが大事な受験を控えている」など、どうしても家庭内感染を防ぎたい事情がある場合は、医師に相談して、インフルエンザの治療薬を「予防投与」してもらうことで感染を防ぐ方法があります。インフルエンザの治療に使われる抗インフルエンザ薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)のうち、点滴薬を除いた「タミフル」「リレンザ」「イナビル」の3種類は、インフルエンザの予防目的に使うことが認められています。ただし、あくまで予防としての使用ですので、ワクチンと同様、保険は使えず全額自己負担となります。

 抗インフルエンザ薬の予防投与を行うための第一の条件は、家族など同居の人がインフルエンザにかかっていることです。さらに、健康な人よりもインフルエンザにかかりやすい、あるいはかかった場合に重症になりやすい、「65歳以上の高齢者」「気管支喘息など慢性の呼吸器疾患がある」などの条件に当てはまる人が予防投与の対象となります。対象外の人でも予防投与を受けることは可能ですが、その判断は個々の医師の価値観によっても変わってきます。

 ※抗インフルエンザ薬の予防投与について詳しく知りたい方は、「インフルエンザに『絶対かかりたくない』時の切り札」をご覧ください。

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