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インフルエンザ総特集 2015~2016

インフル流行拡大、低年齢でA/H1型とB型が流行か

新潟、沖縄、福岡、神奈川、埼玉が全域で警報レベルに

 三和護=日経メディカル

2015年~2016年シーズンのインフルエンザ流行速報から、知っているようで知らないインフルエンザの基礎知識まで、この特集で一挙解決! インフルエンザ流行マップはこちら毎日更新中です。

 インフルエンザの流行が全国的に拡大している。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、1月31日までの1週間に全国の定点医療機関を受診した患者数は定点当たり22.57人と前週の10.57人から2倍強の増加となった。流行ウイルスはA型のH1N1pdm2009型(以下、A/H1型)が主流で、流行の中心となっている低年齢層ではA/H1型とB型の検出が目立っている。

 各都道府県の定点報告数を見ると、新潟県をはじめ、沖縄県福岡県神奈川県埼玉県が全域で警報レベルとされる30人を超えた

 最も多いのは新潟県で39.44人だった。同県では保健所管轄区別に見ると、佐渡が77.00人、新潟市が67.77人、新発田が50.38人などと多くなっている。沖縄県が34.29人、福岡県が31.88人、神奈川県が31.64人、埼玉県が30.30人と続く(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり報告数の推移
図1 インフルエンザ定点当たり報告数の推移
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低年齢層で目立つA/H1型とB型の検出

 国立感染症研究所がまとめている病原微生物検出情報(2月2日現在報告数)を見ると、2015年第53週以降、A/H1型の検出件数が急増している。それまで主流だったA/H3N2型(通称A香港型、以下A/H3型)を上回り、2月2日現在で全検出例の50.7%を占めるまでになった(図2)。

 A/H3型は20.5%、B(ビクトリア系統)が15.9%、B(山形系統)が12.3%で、A/H1を含む4種類の混合感染の様相を強めている。

 年齢層別に見た場合、5~9歳からの検出件数が最も多く、10~14歳、0~4歳と続く(図3)。これらの年代ではA/H1型やB型の検出が目立つのが特徴だ。

 かつてA/H1型が大流行した2009/2010年シーズンから2010/2011シーズンでは、ウイルス肺炎を合併した重症例も報告されているので、注意が必要だ。

図2 インフルエンザウイルスの検出状況の推移(2016.2.2現在報告数、国立感染症研究所の病原微生物検出情報)
図2 インフルエンザウイルスの検出状況の推移(2016.2.2現在報告数、国立感染症研究所の病原微生物検出情報)
図3 年齢別に見たインフルエンザウイルスの検出状況(2016.2.2現在報告数、国立感染症研究所の病原微生物検出情報)
図3 年齢別に見たインフルエンザウイルスの検出状況(2016.2.2現在報告数、国立感染症研究所の病原微生物検出情報)
この記事は、日経メディカルに掲載された記事を一部再編集したものです。

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