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インフルエンザ総特集 2015~2016

インフルエンザ、全国的に流行始まる

低年齢層を中心に流行拡大

 三和 護=日経メディカル

2015年~2016年シーズンのインフルエンザ流行速報から、知っているようで知らないインフルエンザの基礎知識まで、この特集で一挙解決! インフルエンザ流行マップはこちら毎日更新中です。

 全国的にインフルエンザの流行が始まった。都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり報告数(速報)によると、1月10日までの1週間(第1週)に全国の定点医療機関を受診した患者数は定点当たり2.02人となり、流行の目安とされる1人を超えた。年明けの全国的な流行入りは9年ぶり。

 日経メディカル編集部が15日朝の段階で集計したところ、全域で流行入りした自治体は、29都道府県と前週の7道県から急拡大した。1週時点で報告数が多いのは、沖縄県(8.19)、秋田県(7.85)、新潟県(5.73)、千葉県(2.49)、福島県(2.47)、岩手県(2.40)、鳥取県茨城県(2.31)、埼玉県(2.06)などとなっている(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり報告数の推移(速報値)
[画像のクリックで拡大表示]

 国立感染症研究所のデータによると、流行しているウイルス株はこれまでにA/H1N1pdm2009型、A/H3型(香港型)、B型(山形系統、ビクトリア系統)の4種類が分離・検出されている。既報(「インフルエンザ、過去5年間で最も遅い立ち上がりに」)のように、地域によってウイルス株が異なっているのが今シーズンの特徴の1つだ。また、昨シーズンほとんど流行の見られなかったAH1pdm09の検出例がAH3に次いで多くなっており、年齢層別では低年齢ほど検出例が目立つのも特徴だ(図2)。

 例えば東京都では、9歳までの年齢層が感染者の40%を占めており、現在の流行は低年齢層を中心に拡大しているとみられる。

図2 年齢層別に見たインフルエンザウイルス分離・検出状況
(2016年1月11日現在。国立感染症研究所のデータを基に作成)
[画像のクリックで拡大表示]
この記事は、日経メディカルに掲載された記事を一部再編集したものです。

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