男性の更年期って?パートナーをチェック
男性の更年期、症状は?~オトナの性の疑問&悩みに答えます
症状も女性とほぼ同じ。疲労感や筋力の低下、肩こり、めまい、発汗、動悸や息切れ、のぼせといった身体的な症状。これは自律神経失調症と似ています。
また、やる気の減少や不安感、イライラ、不眠、記憶力の低下といった精神神経的症状も起こります。勃起障害や性欲の低下なども男性更年期症状の一つです。さらに、男性ホルモンが減ることで、糖尿病や心筋梗塞などの病気のリスクが高まることも分かってきています。
男性ホルモンは加齢に伴って徐々に減るだけでなく、ストレスなどが原因で減少が加速することもあります。ストレスを感知すると、脳の視床下部がストレスホルモンであるコルチゾールを分泌するよう指令を出します。これが下垂体から出ている、精巣からの男性ホルモン(テストステロン)の分泌を促すホルモンを抑制してしまうため、結果的に男性ホルモンの分泌が減ってしまうのです。
症状が強く出るか出ないかは個人差がありますが、必ず誰にでも起きること。そのときには自覚がなくても、ある程度時間がたって症状が改善してから、「あのときは更年期だった」と気が付く人も多いようです。
症状がひどい場合は、病院で男性ホルモンの検査を受けることもできます。血液検査で、血中のテストステロン濃度を測定し、数値が低いときは男性ホルモンの補充療法なども受けられます。