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「いい夫婦の日」を機に考えたい!オトナの性

更年期、閉経と同時に性欲が強くなって…。なぜ?

オトナの性の疑問&悩みに答えます―40代になったら性生活はどう変わる?

性についての悩みや疑問は、なかなか人には聞けません。そこで、「日経ヘルス」が400人アンケートを実施。そこで浮かび上がった疑問や悩みを、医師やカウンセラーなどの専門家に投げかけてみました。知るだけでラクになる、安心することもあります。40代からの性の疑問・悩みに答えます。

Q:更年期、閉経と進むにつれて、性欲が強くなっています。 おかしいのでしょうか?

A:閉経後に性欲が強くなる人と弱くなる人の原因はまるで真逆です

性欲が強くなるのは男性ホルモンの増加のせい!?(©Konstantin Labunskiy 123-rf)

 閉経直後、性欲が弱くなる人もいれば強くなる人もいます。ホルモンが関与しているようですが、はっきりとした理由は分かっていません。加えてそのほかの要因もあるようです。

 まず、閉経を機に性欲が強くなる人は、女性ホルモンが減ると相対的に男性ホルモンが増えることが一因といわれています。

 性欲は男性ホルモンや脳内ホルモンのドーパミンに関連があり、これらのホルモンが上昇すると性欲は強くなります。女性も少量ですが男性ホルモンは分泌されています。閉経すると女性ホルモンは減少しますが、男性ホルモンの量はほぼそのままなので、性欲が強くなってもおかしくはないのです。

 さらに女性ホルモンが減少することによって「楽しみ」に関連する神経伝達物質である脳内ホルモンのドーパミンが増えることも関係しています。

 女性ホルモンのエストロゲンは、その成分の一つである、エストラジオールを血液検査で調べることで、増減が分かります。閉経前の女性は、生理前後でエストラジオールが100~300(単位はpg/ml)と変化しますが、閉経後には18以下になってしまうのが一般的です。ところが、閉経後も20~50をキープし、男性ホルモンの影響も受けて性欲が強くなる人もいます。

 そのほかに、「妊娠するのではないか」という不安がなくなることなど、理由はいろいろだといわれています。

 逆に性欲が弱まる人は、エストロゲンが減少することで、膣が乾燥、萎縮したりして、セックス時に性交痛があり、痛いからしたくなくなり、そのうちやる気もなくなるというケースです。

 また、エストラジオール数値が、10以下に低下すると、男性を受け入れる感情も減ってしまいます。閉経後セックスをしたくなくなる女性は、その傾向があるといわれますが、はっきりした理由は明らかではありません。

 さらに「子どもが産めない体になった」という、女性としての生殖機能がなくなったことが、性欲を弱くする一因になる人もいます。つまり、女性ホルモンの減少といった現象は同じでも、閉経後に性欲が強くなる人と弱くなる人の原因は真逆といえます。

 

(女性医療クリニック LUNAグループ理事長、泌尿器科医 関口由紀さん)

日経ウーマンオンライン2015年3月25日付け記事からの転載です。
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