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冬の肩凝り完全撃退!

背すじを伸ばして深呼吸、ゆっくりお風呂と笑顔で肩こりは消える!

ストレス過大なら、筋肉への刺激だけでは凝りは取れない

 二村高史=フリーライター

 これぞストレスに起因する現代型肩こりの典型ともいえるだろう。

 「ストレスと肩こりに密接な関係があることは、肩や首の筋肉を動かす神経の種類からも推測できます。首や肩にある主要な筋肉『胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)』や『僧帽筋(そうぼうきん)』は、脳の副神経がその動きを司っています。副神経は脳で受ける感情に支配されやすいとされており、それゆえ、肩こりは精神状態に大きく左右されると考えられるのです」(山口さん)

『借金で首が回らなくなる』は体に起こる本当の話

 余談だが、『借金で首が回らなくなる』『緊張して肩が凝る』といった慣用句は、精神的な状態と体との関係を上手く現した言葉だと山口さんは言う。

 「強いストレスを感じている状態では、いくら施術を受けても凝りを解消する効果は上げにくくなります。なぜならば、ストレスは交感神経を優位にして、筋肉を硬直させて、血流を滞らせてしまうためです。もしも、ストレスを強く感じてきたと思ったら、深い呼吸を1分繰り返してみる。さらに、夜はゆっくりお風呂に浸かることを習慣にしてみてください。呼吸は自律神経に直接的に作用する手段の1つ。また入浴も、交感神経から副交感神経へと切り替えをスムーズに行える。肩まわりの滞った血流を上げるのにも効果的です」(山口さん)

 ぜひとも、日々の生活での「癖」を見直すとともに、ここまで紹介したメソッドを駆使しながら、肩こり解消につなげてほしい。この冬、目指すは「肩こり知らずの体」だ!

就寝前に「姿勢のゆがみチェック&セルフケア」の習慣を

 最後に、肩こりを解消するために、山口さんが薦める「姿勢のゆがみチェック&セルフケア」をご紹介しよう。

 用意するものは、姿見とバスタオル1本。就寝前にゆがみを簡単にチェックする習慣をつけておこう。さらにベッドや床の上で、1日の“たまったゆがみ”をリセットするように、バスタオル一本で、体の丸まり癖を整える。もちろん、肩こり感じていない人にも、体のゆがみを整えるセルフケアとして最適だ。

姿勢のゆがみチェック

 その方法は実にシンプル。壁に背中をぴったりとつけ、姿見の前に立つだけでいい。身長計で身長を計るときの姿勢だ。そのときに、下に紹介した3つのポイントをチェックする。

壁に沿って自然に立ち、体のゆがみをセルフチェックしよう
壁に沿って自然に立ち、体のゆがみをセルフチェックしよう
[画像のクリックで拡大表示]
壁に沿って自然に立ち、体のゆがみをセルフチェックしよう
[画像のクリックで拡大表示]
写真左、肩のラインが床と平行になり、頭も垂直になっている理想的な姿勢。写真中、ゆがみが出て肩のラインが床と平行にならず、頭の位置もずれている。写真右、壁に沿て立ち、4つの部位が密着するかチェックする。
1.両肩のラインは床と水平で、顔は垂直になっているか

 両肩のラインが床と平行を保てない人は、肩まわりの骨格のゆがみが疑われる。また頭の向きが、左右どちらかに傾いていないかも確認しよう。床と肩のラインが平行になり、 頭が垂直に乗っている姿が理想だ。

2.後頭部、肩、ヒップ、かかとの4点が壁にきちんとつくかどうか。

 壁から離れている部位があれば、前かがみの姿勢が癖づいている証拠。意識的に4点を密着させるように意識しよう。

3.腰と壁の隙間は手のひら1枚分か

 肩こりは骨格のゆがみが原因になっていることも多く、特に背骨の土台となる骨盤からの影響もある。腰の隙間が大きく開く人は、骨盤の前傾が強くなっている可能性が大きい。対して、骨盤が後傾が強まっていれば、隙間がなくなる。いずれの人も隙間が手のひら1枚分ぐらいになる姿勢を意識づけておこう。

 上に挙げたチェックポイントを見て、クリアできていなければ、体を反らす時間を意識してつくるなど、生活の中で姿勢を正す工夫をしていこう。

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