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カラダにいい!がカラダを壊す

劇的な即効性をうたう健康食事法は絶対「体に悪い」

第4回 コロコロ変わる「カラダにいい食事」とどう付き合うか

 亀田圭一=コンディショニングトレーナー、BODY TIPS代表

効果を感じないのに続けるのは時間の無駄

 では、自分が選んだ栄養学に対して、それが効果があるのかないのか、何を基準に判断したらよいのでしょうか?

 その答えはシンプルです。自分に何らかの変化や効果を感じられるかどうかです。これは、栄養に限らず、運動や施術でも同様です。効果を感じなければ続けている意味がありません。

 ところが、実際には「先生に言われたからこのトレーニングを続けている」「情報誌やネットに書いてあったからやっている」という人がいかに多いことか。効果を感じないのに続けているのは、時間のムダ以外の何者でもありません。

 たとえば、厚生労働省が定めた目安に、どの栄養素を1日に何グラムとるべきという基準が示されていますが、ではそれをとったことでカラダにいいと実感している人が、どれだけいるのでしょうか。

 栄養学的に一日の摂取カロリーの目安などが提示され、糖質・脂質・タンパク質の量がこのくらいと細かに示されます。もっと専門的に言えば、ビタミン・ミネラルなど素人にはとても覚え切れない、栄養素の摂取量の上限値まで示されてしまうこともあります。果たして動物は、そんな事細かな数値を知って自らを管理しなければならない不自由な生き物なのでしょうか?

2週間で10kg痩せたら体に悪いに決まってる

 効果があるかどうかは大切なことです。ただし、効果がすぐに目に見えればいいとは限りません。ダイエット目的の極端な食事法は例外です。極端な食事がカラダによくないことは、少し考えればわかるはずなのですが、とくに女性がダイエットをしようとすると、その基本が忘れられがちです。

 ダイエットなどがカラダづくりの目的になってくると、またややこしいことになってきます。夜の10時から深夜2時の間に食べると太る、ごはん、麺類などの糖質は徹底的に排除すべきなど、世の中にはたくさんの情報が溢れています。

「私たち日本人は、劇的に効果があって、即効性のあるものを求める傾向があるようです。しかし、たとえ運動と食事を組み合わせたとしても、2週間で10キロもやせたとしたら、それは間違いなくカラダに悪いことだと考えるべきなのです」(亀田)

 いつの世もダイエットの主役は女性なのですが、彼女たちの中にはメチャクチャなことを平気で繰り返している人が後を絶ちません。その結果、痩せないどころではなく、体調不良に陥っている人がかなり多くなっています。当の本人たちはその原因がメチャクチャなダイエットにあるということに気がついていないから困ってしまいます。食べるために生きる動物である人間は、食べないという選択肢は死を意味するということを今一度考える必要があります。

 私たち日本人は、劇的に効果があって、即効性のあるものを求める傾向があるようです。「2週間でやせる」といったキャッチフレーズにも弱いのです。しかし、たとえ運動と食事を組み合わせたとしても、2週間で10キロもやせたとしたら、それは間違いなくカラダに悪いことだと考えるべきなのです。

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