日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > カラダにいい!がカラダを壊す  > 「これ、健康に悪い…」その反省が病気を招く?
印刷

カラダにいい!がカラダを壊す

「これ、健康に悪い…」その反省が病気を招く?

第3回 疲労と疲労感は別物。疲労感の軽減を考えよう

 亀田圭一=コンディショニングトレーナー、BODY TIPS代表

疲労には2つの種類がある

 「疲れた」が口ぐせの人が増えているようです。私の周囲でも、「最近、疲れがなかなか抜けなくてカラダがだるい、重い、痛い」という声をよく聞くようになりました。そして、その次に出てくるのが、「年なのかなあ?」「運動不足かな?」というセリフです。

 はたして、疲労の原因は加齢なのでしょうか、それとも運動不足なのでしょうか? 加齢ならば疲れをとるのは難しいですし、運動不足ならば運動をすれば解消できるはずです。

はたして、疲労の原因は加齢なのか、それとも運動不足なのか? 間違えていけないのは、「疲労」と「疲労感」は別のものだと区別しなければいけないこと。(©THEERAVAT BOONNUANG -123rf)
[画像のクリックで拡大表示]

 その問題について考えるには、まず「疲労とは何か」について考える必要があります。

 そこで間違えてはいけないのは、「疲労」と「疲労感」は別のものだと区別しなければいけないということです。

 わかりやすくいうと、「疲労」は肉体的な疲れのこと。それに対して、「疲労感」は「疲れたなあ」と感じる精神的な疲れといえばよいでしょう。

「疲労感」というものは主観的

 疲労は客観的に測ることができます。アスリートならばパフォーマンスの低下として、目に見える形となって運動データとして示され、わかりやすい症状です。一般の労働においても、疲労によって作業効率が落ちてくれば、自他ともに認識できます。

 片や、疲労感のほうはどうでしょうか? アスリートなら、長丁場の試合を終えた後、不思議と疲労を感じず、もう1試合くらい平気でこなせると思えるような時があります。そんな時、選手のカラダをチェックすれば、何かしらの生理学的疲労を示す数値データが現われるはずです。しかし、本人はそれをカラダで感じていないので、この場合、疲労感はないことになります。

 その逆のパターンもよく見受けられます。例えば、仕事でとても苦手としている上司と丸一日行動をともにしなければならなくなった時、一日はとても長く感じられ、終わった後はカラダのみならず心までぐったりとし、心身ともに疲労困憊ということになります。

 ここにはカラダの生理学的疲労以上に、心で感じる疲労が強い状態です。つまり、「疲労感」というものは主観的であって、実際の疲労とは異なることがあるのです。

 肉体的な疲労は扱いが簡単です。酷使した筋肉のバランスを整えたり、カラダを休めたりすればよいのです。

 それに対して、現代人がよく考えて対処すべきなのは精神的な疲労です。精神的な疲労は、近年になって社会が複雑化したりIT機器を扱う機会が多くなったりしたために、急激に比重が高まってきました。その変化があまりに急だったために、誰もそれにうまく対処できていないのが現実だと思います。

1/3 page

最後へ

次へ

日経グッデイ春割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

  • 老化を進める「糖化」から身を守る対策とは?

    “老けにくい”体にしたいというのは誰もが共通に思うこと。その老化の原因の1つとして最近注目されているのが「糖化」だ。この糖化、見た目の老化はもちろん、体内の血管や内臓、骨、関節などの機能低下にも密接に関わっているという。糖化リスクを遠ざけ、老化を遅らせるためには何を実践すればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、糖化の健康への影響から、その対策までを一挙に紹介しよう。

  • 歩くだけではダメ? 失敗しない運動習慣の作り方

    「ひと駅前で降りて歩く」「テレビを見ながら軽い筋トレをする」…これをもって「運動習慣がある」と思っている人は意外と多い。しかし、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「強度の低い運動、筋肉がつかないような運動は、いくら続けても十分な成果が得られません」と断言する。では、健康診断で引っかかった数値を改善したり、カロリーを消費して減量したり、病気を予防するといった目的を達成するためには、どのような運動をすればいいのだろうか?

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Goodayマイドクター申し込み

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.