ミネラルご飯ダイエットのルール
まずは10日間、朝食を変えて、昼夜、間食もご飯中心の生活にしよう。
1:朝は「ご飯」「ミネラルふりかけ」「味噌汁」でミネラルチャージ
朝食はご飯と、エネルギー燃焼を促すミネラル豊富な食材を使った特製ふりかけで、太りにくい体に。「インスタントでもいいので、胃腸を温められる効果がある温かい味噌汁をとって」(柏原さん)。
2:昼も夜も主食はご飯!
昼夜ともご飯にして、アミノ酸を補給しよう。そのとき、ご飯を食べ過ぎないように、ごはんとおかずを6:4にするのがポイント。ただし、食事が夜遅くなってしまう場合は、夕方にご飯だけ先に食べておくなど「分食」しよう。
3:間食するならおにぎりを
3食しっかりミネラルご飯を食べていれば間食は欲しくなくなるが、それでも食べるならおにぎりを。ご飯が冷めると、でんぷんの構造が変化して食物繊維と似た働きを持ち、腸を元気にする。

ご飯がいいワケ
ご飯は食パンに比べて脂質が少ない。植物性のたんぱく質も多く、鉄分も含む。京都大学らの研究では、標準体重で体脂肪率の高い隠れ肥満の女子大学生が、1日3回のご飯を主食とした和食を2週間食べ、体脂肪率やウエストまわりが減少した。
柏原さんのご飯History
柏原さんは、10代の頃から肌トラブルに悩み続け、20代も皮膚炎や膀胱炎、突発的に高熱を出すなど不調が続いていた。それが40歳を迎えた今、ファンデーションを使わずに過ごせるほど輝く美肌を手に入れたのは、やはりご飯の力が大きかった。
- 20代:冷えや便秘に悩み、疲労があると湿疹が出たことも。
- 29歳のとき:営業先で40代に間違われ、ショックを受ける。パンやパスタ中心の食生活を見直す。
- 30代前半:ご飯食に切り替えると2、3年で冷えがなくなり、肌が劇的に改善した!
- 30代後半:雑穀に出合い、体がさらに変わる。体力がついて疲れにくくなった。
*次回は、手軽にミネラルをご飯に付加できる「ふりかけレシピ」を紹介します。
(取材・文:松岡真理/写真:鈴木正美/レシピ考案・料理:成沢正胡/栄養計算:原山早織〔食のスタジオ〕)
管理栄養士


著書に『お腹からやせる食べかた』(講談社)がある。
料理研究家

「アーモンドとワカメのしっとりふりかけのワカメは、水に戻さずにさっと洗うと歯応えが残っておいしい」。
日経ヘルス連載「旬の食材 ヘルシーレシピ」でもレシピを考案・紹介している。
(出典:日経ヘルス2013年11月号)