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今さら聞けない!話題の「スーパーフード」は何がスゴイ?

栄養素を効率的に補う天然のアンチエイジングサプリ「スーパーフード」

 渡辺満樹子=フリーライター/エディター

スーパーフードとは?

「スーパーフード」はいわば天然のアンチエイジングサプリ。(© Marek Uliasz 123-rf)

 米国で人気が広がり、最近日本でも店頭で見かけるようになった「スーパーフード」とは、機能性成分やミネラルなどの栄養成分が多く含まれている食品のこと。ポリフェノールなどの抗酸化成分、食物繊維、良質な脂質など、不足しがちな栄養素を効率良くとることができるため、ダイエットや美容に役立つとして注目されている。

 ブームのきっかけとなったのは、2009年に米国で出版されたデイヴィッド・ウォルフ氏による著書『スーパーフード』。氏は著書の中で、スーパーフードは「食品固有の栄養的特徴がひとつかふたつしかない食品ではなく、多数保有している食品のこと」とし、クコの実、カカオ、マカ、ヘンプシード、ココナッツ製品などをトップテンに選んでいる。

 スーパーフードの多くは、数千年前から世界の古代文明社会でも食されてきたものだが、昨今の健康志向の高まりから、その優れた栄養と健康効果が見直されているという。昨今では科学的な研究も進み、生命力や身体の活性を高める、加齢により増える病気を予防する、老化を抑えるといった、様々な効果が明らかになっている。

代表的なスーパーフードと健康効果

 スーパーフードのブームの火付け役のひとつが、中鎖脂肪酸を多く含む「ココナッツオイル」。脂質の6割を占める中鎖脂肪酸は代謝効率が良く、体内でエネルギーとして使われやすいため「脂肪がつきにくい脂質」として注目されている。一方、シソ科の小さな種子「チアシード」には、健康効果の高いオメガ3系(n-3系)の必須脂肪酸(関連記事:「オメガ3系脂肪酸」が“いい油”No.1といわれる理由」)がたっぷり 。水溶性食物繊維が豊富でお通じ改善にも効果を発揮するほか、水を加えると膨れ上れるため、満足感を得やすいのも魅力だ。

 そのほか、日本でも入手しやすいスーパーフードとして、ポリフェノールを豊富に含み抗酸化力に優れた「アサイー」「マキベリー」などのベリー類、代謝を高めて老化を抑える「クコの実」、疲労回復のほか女性ホルモンの働きを整える「マカ」、抗酸化力に優れた「ローカカオ」、良質な脂質とたんぱく質を含む「ヘンプシード」、低糖質でミネラルたっぷりの穀類「キヌア」などが挙げられる。

スーパーフードを効率的にとるコツ

 スーパーフードは穀物類やココナッツ製品などを除き、基本的には「加熱せずに摂取するのが良い」とされ、加工製品の多くは栄養の損失を抑えられる低温加工で処理されている。加熱で失われがちな酵素を生かすために、生で食べる「ローフード」の料理にも多く登場する。そのほか、健康効果を生かして食べるコツは、できるだけオーガニックのものを選ぶこと。バランスの取れた食生活を基本に、“ 天然のサプリメント”として、気になるものから少しずつ取り入れるのがおすすめだ。

●参考文献
『スーパーフード』デイヴィッド・ウォルフ (医道の日本社)
日経ヘルス2015年7月号P72-77