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シャラポワが違反? 「ドーピング」って何?

市販薬やサプリメントでもアンチ・ドーピング規則違反になるものも

 田村知子=フリーランスエディター/中西奈美=日経Gooday

なぜドーピングは禁止されているの?

シャラポワさんが出場した全豪オープンテニスでの様子。(2016年1月26日撮影、©Leonard Zhukovsky-123rf)

 ドーピングとは、アスリートが競技能力を高める可能性がある薬物などを不正に使用することだ。あらかじめ保存した自分の血液を、スポーツの競技会前に輸血する「自己血輸血」など特定の「方法」も、ドーピングとみなされる。また、ドーピング効果を持つ薬物の使用を隠す作用がある薬物を使った場合も、世界アンチ・ドーピング規程違反となる。

 ドーピングが禁止されているのは、それが「スポーツの価値」を否定する行為だから。フェアプレーの精神に反するだけでなく、アスリートの健康を害することになりかねない。オリンピックなどの国際的なスポーツ競技会では、「世界アンチ・ドーピング規程」に基づいたドーピング検査が行われる。また、国民体育大会(国体)など国内の競技会でもドーピング検査が実施されている。

 アンチ・ドーピング規則違反となる物質や方法は、WADAが定めた「禁止表国際基準(以下、禁止表)」に記載されている。

 禁止表によると、禁止となる物質や方法は、(1)常時禁止、(2)競技会時禁止(競技会前や期間中のみ禁止される)、(3)特定競技(自動車やアーチェリーなど)において禁止──の3つのカテゴリーに分けられている。

 このほか、検査で検出されても現段階では違反には問われないが、乱用を防止するために分析を行い、乱用されていることが疑われれば将来禁止される可能性がある物質や方法について、「監視プログラム」の対象としている。

アンチ・ドーピング規則違反となる物質や方法
  • 1.常に禁止される物質と方法

    (例)タンパク同化男性化ステロイド薬(AAS):いわゆる筋肉増強ステロイド薬。筋肉量・筋力の増加作用のほか、骨量や赤血球を増加する作用がある
     赤血球新生刺激物質(ESAs):赤血球の産生を促す薬物
     利尿薬:排尿を促し、禁止薬物の利用を隠す薬物
     自己血輸血:自分の血液を抜いて保存し、試合前に戻す方法

  • 2. 競技会時に禁止される物質と方法

    (例)興奮剤:交感神経を活発化させる薬物

  • 3.特定の競技で禁止されている物質や方法

    (例)アルコール:アーチェリー、自動車競技などで禁止

  •  
  • 【監視プログラム】

     このプログラムの対象となる物質や方法は、検査で検出されても現段階では違反には問われないが、乱用を防止するために分析を行い、乱用されていることが疑われれば将来禁止される可能性がある。

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