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「ココナツオイル」の健康効果をこっそり復習

実は「とり方」にもコツがある!!

 村山真由美=フリーエディター・ライター

食べにくい場合はサプリメントでとる方法も

 やせたい場合、体内のブドウ糖が枯渇している朝イチに、ココナツオイルをとることが勧められる。そうすると、自分の体脂肪由来のケトン体と、ココナツオイル由来のケトン体の2種類を出すことができるからだ。ただし、ココナツオイルを単独でとると、油を消化するための胆汁酸の分泌が間に合わず、便に出てしまうため、コーヒーとよく混ぜて乳化させ、吸収をよくしてとるのがおすすめだ。

 一方、認知症の予防・改善のためにケトン体を出したい場合も、糖質制限とココナツオイルを組み合わせるのが理想だが、高齢のために糖質制限を行うのが難しいという場合も多いだろう。そういった場合、普段使っている油をココナツオイルに置き換える、もしくは、普通の食事にココナツオイルを加えてもいい。それでもケトン体は合成されるといわれるので、無理せず取り入れてみるといいだろう。

 また、高齢者の場合、ココナツオイルの独得の香りになじめない場合も多い。そういった場合、中鎖脂肪酸から作られたMCTオイルやMCTパウダー、または中鎖脂肪酸のサプリメントを使うという手もある。

ココナツオイルの効果は実は個人差が大きい

 ココナツオイルは油である以上、少量でもエネルギーは高い。つまり、とりすぎれば太るということは覚えておこう。

 また、ココナツオイルを取り入れても、ダイエットや認知症に効果が見られない場合もある。その原因の1つは、肝臓でココナツオイルの中鎖脂肪酸をケトン体に分解できない体質の人が存在するためだ。

 また、ケトン体が作れても、その出方や量には個人差がある。食後の血糖値が下がりにくい人や甲状腺ホルモンが低下している人などでは、ケトン体が出にくいといわれている。

 本来は、血中のケトン体レベルを調べて、ココナツオイルをとるか否か、とる場合は量やとるタイミングを決めるのが理想的だ。血液検査は糖質制限を薦める医療機関などで受けることが可能だが、公的医療保険は適用されない。尿で簡単に測定する方法もある。ケトン体試験紙は薬局で手に入れることができる。

 これらの情報を踏まえて、ココナツオイルを賢く取り入れてみてはいかがだろうか。

■参考資料
・ 『日経ヘルス』2015年9月号
・ 『ココナッツオイルでボケずに健康』(主婦の友社)

■ココナツオイル、油の関連記事
【N.Z.発】伝統のココナッツオイルは肥満の救世主?
流行り廃りの激しい油、何をとればいい?
「ローファットよりロカボ」のエビデンス

 

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