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「ココナツオイル」の健康効果をこっそり復習

実は「とり方」にもコツがある!!

 村山真由美=フリーエディター・ライター

認知症の改善で注目されたケトン体の材料に

 ココナツオイルを知る上で外せないもの、それは先ほども触れた「ケトン体」だ。これは、肝臓で中鎖脂肪酸が燃焼する際にできる物質だが、これが認知症の改善に役立つ可能性があることがわかってきた。

 そもそもは、2008年にアメリカ人の医師メアリー・T・ニューポートが、夫の若年性アルツハイマー病がココナツオイルの摂取で劇的に改善したというレポートを発表したことが発端で、その後、本が出版された(日本語訳は『アルツハイマー病が劇的に改善した!米国医師が見つけたココナツオイル驚異の効能』SBクリエイティブ刊)。

 脳の神経細胞は通常、ブドウ糖をエネルギー源としているが、アルツハイマー病になるとブドウ糖をうまく使うことができなくなる。すると、脳のエネルギー源不足により記憶障害や判断力の低下などの認知障害が引き起こされる。ブドウ糖をエネルギー源として使えない点が糖尿病と似ていることから、アルツハイマー病は「脳の糖尿病」とも呼ばれている。

 ケトン体はブドウ糖に代わって脳のエネルギー源になることができるため、認知症の症状を改善する効果が期待できるのだ。最近では、ケトン体の血中濃度が高いと、アルツハイマー型認知症の症状が抑えられるという報告もある。

 さらに、ケトン体には強い抗酸化作用があるため、免疫力アップやアンチエイジングにも役立つといわれている。

ケトン体は「糖質を食べたい」という欲求も抑制

 私たちは主にブドウ糖をエネルギー源にしているが、体内のブドウ糖を使いきると、体内の中性脂肪を分解してケトン体をエネルギー源にして利用する。この回路を「ケトン体回路」という。糖質たっぷりの食事をとっているとこの回路は働かないが、糖質制限を行い、体内のブドウ糖を枯渇させると働きだす。

 つまり、ケトン体回路を働かせるには、糖質制限を行う方法とココナツオイルなどに含まれる中鎖脂肪酸を摂取する方法の2種類があるということを覚えておこう。ケトン体の材料は、ココナツオイルの中鎖脂肪酸か自分の体脂肪かの、いずれかだ。

 ダイエッターに朗報なのは、ケトン体には「糖質を食べたい」という欲求を抑制する作用があるといわれることだ。ココナツオイルダイエットは、さまざまなダイエットに挑戦しては挫折してきたような人を成功に導きやすいといわれている。

 ただし、とり方にはコツがある。

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