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尾川とも子のボルダリング入門

ボルダリング初心者が覚えたい、ホールドの効果的な持ち方

第4回 ホールドの代表的な持ち方と名称

 大谷珠代=日経Gooday

(6)カチ持ち

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 第一関節を反らせ、指先だけでつかむ方法。あまりえぐれておらず、第一関節しかかからないくらい薄いホールドはこの持ち方をする。親指を人差し指に重ねて持つほうが安定しやすいし力も入れやすい。ただそうすると指を傷めやすいので、ここぞという時のみに使ったほうがいい。また、親指と小指で間の3本の指を挟むような意識で力をいれると、安定しやすい。


(7)オープンハンド

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 大きくて全体的に丸みがあるホールドをスローパーといい、これを持つときはホールドの上にしっかり指をかけ、手のひら全体で包み込むようにしてわしづかみにする。 この持ち方をオープンハンドと呼ぶ。体重を真下にかけるように意識すると安定しやすい。


(8)タンデュ

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 幅が狭く、すべての指がかからないホールドを持つときは、2~3本の指で引っ掛けるようにして持つこの方法を使う。




アンダーホールドを持った場合は、このように体を引き上げる。

 以上、ホールドの主な持ち方を紹介した。ホールドの形状やえぐれている向きによって、様々な持ち方を試してみるとよいだろう。

 なお、前回記事のステップ4で、体のバランスが二等辺三角形になるようにと説明したが、ホールドの向きによっては二等辺三角形でないほうが安定する場合がある。

 例えば、サイド持ちをしたときは、指を引っ掛けている側とは反対側に体の重心を持って行ったほうが安定しやすい。またスローパーを持つ際は、体を全体的にホールドの下のほうに持っていかないと保持できない。逆に、アンダーの場合は、体を引き上げる必要がある。

 このようにホールドのタイプや持ち方により体の向きや重心は変わることを知っておきたい。


(写真:水野浩志)

(衣装協力:アディダスジャパン、ネルソンクライミングジャパン〔MAD ROCK Flash 2.0〕/ 撮影協力:ボルダリングジムHAGO〔大阪府吹田市〕)

尾川とも子(おがわ ともこ)さん
プロクライマー
尾川とも子(おがわ ともこ)さん 宇宙飛行士を目指して進学した早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。在学時の2000年、国体山岳競技に誘われたことがきっかけで、クライマーの道に。2003年、2006年には「Asian X-games」で優勝。その後は自然界の岩場へのチャレンジに魅力を感じ、2008年4月に日本人女性初となる難度V12を達成。2009年秋から女性では前人未到の難度V14の岩に挑み始め、2012年10月に完登した。
ブログ:尾川とも子のはーとふるボルダリング

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