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尾川とも子のボルダリング入門

東京五輪で注目のボルダリング、運動オンチの40代でも楽しめる?

第1回 プロクライマー・尾川とも子さんに聞くボルダリングの魅力

 大谷珠代=日経Gooday

ボルダリングがビジネスパーソンに向くいくつもの理由

ダイエット効果は嬉しいですね。ほかにもボルダリングの魅力はありますか?

尾川 一番はやっぱり、ゴールに到達した時の達成感ですね。それが快感と言う方は本当に多いです。ボルダリングはゲームの要素も強く、右に進もうか左に進もうかなどと考えたり、登れなかったところを攻略していく楽しさもあって、それもハマっていく人が多い理由だと思います。

頭の体操やストレス解消になって、働いている人にもおすすめですね。

尾川 ジムによっては夜の11時や12時までやっているところもあるので、仕事帰りにちょっとカラダを動かしたいときなどに一人で気軽に寄ってできるのも、忙しいビジネスパーソンにとっては魅力ですよね。道具もレンタルできるし、服装も動きやすければ何でもOKなので、本当に気軽にできます。あと、「出会い」も多いんですよ。

えぇっ、そうなんですか!?それは、聞き捨てなりません。

尾川 ええ、ええ、カップルで来る方も多いし、ジムでカップルになる方もいます。実は私もそうで、夫もクライマーなんですよ。ジムによっては、ボルダリング合コンなどを行っているところもありますし、登れない女性がいると常連の男性がやさしく教えてくれるので、出会いの場としても侮れません。

一人でジムでも楽しく続けるコツは?

それは、忙しくて出会いのチャンスが少ない人にも嬉しい情報ですね。でも、そんな出会いがいつもあるとは限りません。それに、いくら一人でも通いやすいといっても、ビギナーはかなり心細いかと…。

[画像のクリックで拡大表示]

尾川 どのジムでも初めての人向けにはビギナーレッスンがあり、必ずスタッフがついて30分とか1時間は教えてくれるので大丈夫です。2回目以降も、ジムによってはビギナースクールを開催しているので、そうしたスクールに参加するのもいいし、時々、その場にいる人全員を対象にした無料講習を行うジムもあるので、そうした講習に参加するのも手です。

 講習もなく、まったく一人でやらなければいけないときは、「今日は初心者レベルを5本登ったら、2本くらいは次のレベルにチャレンジしよう」といった目標を立ててから始めるといいですよ。「今日は体調が悪いから、難しいレベルには手をつけずに、簡単なものだけ、その代わりに20本登ろう」とか、逆に「簡単なのは3本にとどめて、難しいのを5本やろう」とか、体調と相談しながら目標を設定するといいでしょう。

 そして、「今日はこれを登れた」「あのコースのあのホールドで落ちた」「なぜ落ちたのか」といったことをノートに記録するのもお薦めです。私も大会を目指していた頃は、ノートを作ってなぜ落ちたのかを分析していました。趣味でやる人はそこまでしなくてもいいかもしれませんが、漫然とやるよりは、記録を付けた方が励みになります。

なるほど!目標や記録があれば、一人だからさみしいなんてことはなさそうですね。

尾川 そうそう、まずは楽しんで続けることが大事です。そして続けるために友達をつくるのが一番いいかもしれません。友達に一番なってくれやすいのは、ジムのスタッフさん。クライマーは教えたがりの人が多いので、スタッフはもちろん、知らないお客さんでも、「登り方を教えてもらえませんか」などと聞けば喜んで教えてくれるはず。そうやって友達を作ったり、ノートを作って、とにかく楽しんでやることが大切です。



 …というわけで、次回より、日本一やさしいボルダリング入門講座が始まります。編集部Oが、非力で運動オンチな初心者の等身大目線で、質問しながら進めていきますので、この機会に始めて楽しみながら全身を鍛え、基礎代謝アップ&美ボディ作りをしていきましょう。


(写真:水野浩志)

(衣装協力:アディダスジャパン、ネルソンクライミングジャパン〔MAD ROCK Flash 2.0〕/ 撮影協力:ボルダリングジムHAGO〔大阪府吹田市〕)

尾川とも子(おがわ ともこ)さん
プロクライマー
尾川とも子(おがわ ともこ)さん 宇宙飛行士を目指して進学した早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。在学時の2000年、国体山岳競技に誘われたことがきっかけで、クライマーの道に。2003年、2006年には「Asian X-games」で優勝。その後は自然界の岩場へのチャレンジに魅力を感じ、2008年4月に日本人女性初となる難度V12を達成。2009年秋から女性では前人未到の難度V14の岩に挑み始め、2012年10月に完登した。
ブログ:尾川とも子のはーとふるボルダリング

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