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尾川とも子のボルダリング入門

ボルダリング前傾壁に役立つムーブ「キョン」「ランジ」の使い分け方

最終回 前傾壁に挑む【2】

 鶴見佳子=フリーライター

ダイナミックムーブ「ランジ」でホールドに飛びつく

 今の体勢では届かない位置に取りたいホールドがある。そんな課題に挑む時のムーブが「ランジ」。動的(ダイナミック)ムーブの代表例だ。

 まずは、取りたい次のホールドまでの距離をしっかり見極める。次に、体をいったん沈めてためをつくり、体全体をバネにして思いきり足でホールドを蹴り、次のホールドに飛びつく。

 「比較的男性が好んで使うムーブですね。ためた力を一気に放出して重心移動をするわけですが、飛びつく先が確実につかみやすいホールドの場合にのみ使うのが鉄則」(尾川さん)だそうだ。

ホールドを持ってないほうの手を振り子のように振り(写真1)、なるべく傾斜を殺せるよう体をひねりながら目指すホールドに飛びつく(2、3)。ホールドを取ったら腕を曲げて大胸筋を使って体が大きく揺れすぎないよう止める(4)。片手が離せなければ、両手でホールドをつかんだまま、体を振って勢いをつけて飛べばいい
[画像のクリックで拡大表示]

キョンとランジはこう使い分ける!

 キョンとランジの特徴をまとめると、次の表のような感じになる。

 前傾壁を登るビギナーにとって、次のホールドが比較的近くにあるが、もし足が離れたら耐えられなさそうな、手で持ちにくいホールドのときは「キョン」、次のホールドが結構遠くにあって、比較的ホールドが持ちやすそうなら「ランジ」を選ぶとよい。

 また、次のホールドが腕を伸ばしたら届く範囲にあり、もし、足が離れてしまっても、足を置き直す時間くらいはなんとか手で持ちこたえられそうなホールドのときは「ダイアゴナル」第9回を参照)を選ぼう(キョンだと、体勢の解除が面倒なので、素早く登れない。ダイアゴナルの方が、リズム良く登れるので同じ傾斜を殺す登り方でも疲れが少ないためだ)。

 「基本的には、なるべくダイアゴナルでリズム良く登り、それではちょっとムリ!という場面が出てきたら、キョンやランジを駆使してみるとよいでしょう」(尾川さん)

キョンランジ
きつさ傾斜を殺して登るので楽傾斜をもろに受けるので体力的にきつい
安定性安定して次のホールドを取れる足がホールドから離れるのでリスクがある
次のホールドへの距離重心を落として両足を突っ張ってロックさせるので、遠くのホールドは取れないジャンプすることで、より遠くのホールドが取れる
次のホールドの形状特に限定はされない。次のホールドがどんな形状でもOK次のホールドが手でつかみやすい形状のものがいい
足を置くホールドについて両足を突っ張れるホールドが限定されるので、できる場所が限られる(右足側のホールドと左足側のホールドが逆八の字になっていて、肩幅の2倍くらいの距離だと足を突っ張りやすい)足の場所はそれほど限定されないが、次に手で取るホールドが持ちやすくないとできない
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