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尾川とも子のボルダリング入門

コツを知るだけで初心者でも登れる!ボルダリングの前傾壁

第11回 前傾壁に挑む

 鶴見佳子=フリーライター

動くときは動的ムーブを「ダイアゴナル」で

 次のホールドに向けて腕を伸ばす時は、体をホールドのある方向とは反対側に軽く揺すって勢いをつける。さらに、出す手と同じ側の足の膝を内側に向けて体を軽くひねり、壁と体の間のスペースを少ない状態のまま次のホールドに腕を伸ばす。この連載の第9回で紹介した、“動的ムーブを「ダイアゴナル」で”という動きと同じだ。

 例えば、右方向に次のホールドのめどをつけたら、いったん左方向へ体を揺すり、次に振り子のように、右膝を内側にひねりながら体を右へ振る。その勢いにのせて右手を上げ、右上にあるホールドを取るのだ。

右上にあるホールドを取りに行く場合、右膝を内側(ホールドのある側とは反対側)にひねり、壁と体の間の空間を小さくしつつ腕を伸ばす。軽く勢いをつけて体を動かさないと、スタティック(静的)な動きは腕が疲れやすく初心者には難しい
右上にあるホールドを取りに行く場合、右膝を内側(ホールドのある側とは反対側)にひねり、壁と体の間の空間を小さくしつつ腕を伸ばす。軽く勢いをつけて体を動かさないと、スタティック(静的)な動きは腕が疲れやすく初心者には難しい
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上から見ると、体をひねっていることがよく分かる
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上から見ると、体をひねっていることがよく分かる
体をひねらず、体の正面を壁に向けたまま腕を伸ばそうとすると、ホールドを持っている腕に力がかかり過ぎ、疲れやすいので要注意
体をひねらず、体の正面を壁に向けたまま腕を伸ばそうとすると、ホールドを持っている腕に力がかかり過ぎ、疲れやすいので要注意
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 右膝を内側にひねる時には、壁と体の間のスペースを少なくする感じで。この形を「傾斜を殺す」という。ホールドを持つ左手は縮ませず、伸びているままで。

 初心者の場合、基本的にはこの動きで、右手、左手、右手、左手と登っていけばいい。足の動きは基本通り。つまり、手を動かしたら、次は体のバランスが二等辺三角形になるように足を動かして肩幅に開いて置き、そのうえで、次に腕を出す方の膝を内側にひねりながら次のホールドに腕を伸ばすのだ。これを繰り返すことで、次第に前傾壁に慣れてくるはずだ。

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