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尾川とも子のボルダリング入門

ホールドの特徴を知ってボルダリングの技術UP

第8回 ホールドの使い方を掘り下げて

 鶴見佳子=フリーライター

この連載の第4回で、代表的なホールドを取り上げた(「ボルダリング初心者が覚えたい、ホールドの効果的な持ち方」)が、ホールドの持ち方(ホールディング)とムーブは密接な関係がある。ホールディングによって有効なムーブも変わるので、ホールドの特徴に応じて掘り下げて練習しながら、ボルダリングの技術を上げていこう。

難しいホールドを持つときは?~つかみどころのない「スローパー」はオープンハンドで

[画像のクリックで拡大表示]

 上の写真のように大きくのっぺりして、あまりえぐれていない形のホールドを「スローパー」と呼ぶ。指を曲げてガッチリとつかむことができないため、初心者が苦戦するホールドの一つだ。

 これを持つ際は、まずは、手のひら全体で押さえるように持つ「オープンハンド」または「パーミング」(手のひらを英語で「palm(パーム)」)というので「パーミング」と呼ばれる)と呼ばれる持ち方を心がけよう。指だけでなく、肩や胸、背中の筋力を使ってつかむようにするといい。

 体が高い位置にあればあるほど、スローパーは持ちにくくなるので、スローパーが出てきたら、足をなるべくホールドの真下の位置に来るようにしながら体を下げて、腕は伸ばし切り、体と壁の空間をあまり作らないようにしながらホールドに力をかけるといい。

手のひら全体で包み込むようにスローパーを持つ。体と足はなるべくホールドの真下に。お腹と壁はあまり空間をあけず、くっつけるイメージで(実際にはくっつけられないことが多いので、あくまでイメージ)。
[画像のクリックで拡大表示]

 どこにもひっかかる部分のないホールドが出てきた場合、この持ち方でほぼ解決できるはずだ。ただ、こうしたつかみどころのないホールドを持つのは、見た目ほど簡単ではない。初心者がやろうとすると手がつるつる滑って最初は苦戦するに違いない。思った以上に肩の力も必要なので女性の中には苦手な人も少なくないが、核心部分にスローパーが出てきたときには、このオープンハンドが役立つのでジムに行くたびに練習しておきたい。

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