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尾川とも子のボルダリング入門

【ボルダリング講座】足を乗せにくいホールドの攻略法

第7回 足のホールドを使いこなす(1)

 鶴見佳子=フリーライター

壁の「スメア」って?

 前ページのように、足裏の面でホールドに乗るフットワーク以外に、壁そのものに足を置くこともスメアという。その際は、足裏の面を壁に押し付けて使うこともあれば、トウやエッジだけを壁に当てることもある。

 壁の「スメア」は、初心者にはちょっと難しい技術だが、これができるようになると、大きな武器が身に付く。今まで両足をホールドに置いてバランスをとって登ってきたが、片方の足だけをホールドに置き、もう片方の足は壁そのものに足を押し付けて登る、つまり壁そのものをホールドとして使うことで、両足分のホールドを探す手間が省けるのだ。また、足が限定された課題を登っている最中、足のホールドが片足分しか見当たらない場合にも役に立つ。

壁の「スメア」の練習方法

 まずは、しっかりとつかみやすいホールドを手で持った上で、片方の足はホールドに乗せ、もう片方の足を壁に押さえつけて登るスメアの練習をしてみよう。もっとスメアの技術を上達させたければ、両足ともスメアの練習をしてみるとよい。

壁にシューズを押し付けて登れるようになると、近くに足を置きやすい適切なホールドがないときに、壁をホールド代わりに使うことができるようになる。
壁にシューズを押し付けて登れるようになると、近くに足を置きやすい適切なホールドがないときに、壁をホールド代わりに使うことができるようになる。
[画像のクリックで拡大表示]

 ホールドに置いた足とだいたい同じ高さに、もう片方の足をスメアするとバランスが取れる。その状態から上に登るときは、まずスメアした足の方に重心を寄せ、しっかりと壁を蹴るようにし、少し体を振って反動をつけるように登る。体と壁の間は少し空間をあけ、腹筋の力を入れて足で体を持ち上げていく。腹筋がものを言う動きなので、普段から鍛えておこう。

 「スメアを選べば片足分のホールドを探せばいいので、クライミング時間を短縮でき、体力の省エネになりますよ」と尾川さん。

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