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三浦豪太さんが指南! 初めての山登り

簡単な筋トレで速筋を鍛えて、「山下り」に備えよう

第3回 お金をかけるべきは、登山靴よりレインウエア

 高島三幸=フリーライター

豪太さん愛用のセイコー プロスペックス「アルピニスト」。ソーラー充電式。

豪太さん そして3つ目は高機能の時計ですね。セイコーウォッチの「プロスペックス」という時計の「アルピニスト」というシリーズは、私が監修したものですが、登高スピード(1時間に移動した高度差。1時間で移動した標高差が150mなら、登高スピードは150m/時)が計れるので、オーバーペースにならないよう調整できます。最高標高、最低標高、消費したカロリー数なども表示されるので、登山日記としても記録できます。あれ? 3つめは宣伝になっちゃいました(笑)

 三種の神器ではないのですが、スマートフォンを持っていく場合は予備バッテリーも大事ですね。電波が弱い、あるいは圏外となる山奥では、スマートフォンが常に基地局を探そうとするため、ものすごい勢いでバッテリーを消費してしまいます。いざ、道に迷ってGPSを使おうとした時にバッテリー切れ…という事態を防ぐために、登山時は携帯電話を「機内モード」に切り替えて、念のため予備バッテリーを持参しましょう。

そうなんですか! スマートフォンには GPS機能を利用した登山向けのアプリもあるので、便利そうだなと思っていたのですが、バッテリーの消耗は盲点でした。

「登れる山」よりも「登りたい山」を探そう!

最後に、登る山を決めるポイントはありますか?

豪太さん 初心者は、標高差が少ない山を選ぶことが基本です。でもそれは最初の登山だけでいいと思います。あとは、写真を見て、「ああ、すごくきれいだな。気持ち良さそうだな。ここに行きたいな」と思える山を目標にして、その目標達成のために、日常のエクササイズを頑張ればいいと思います。この山に登りたいという憧れの気持ちがあれば、おのずと日々の運動も苦じゃなくなるでしょう?

初心者でも、大きな夢を描いていいんですね。

豪太さん どんどん描いてください。高い目標があれば、エクササイズの取り組み方も変わり、年齢を理由に「無理だろう」と思っていた高いレベルにまで、体が鍛えられます。三浦家ではこれを「攻めの健康法」と呼んでいます。

 自分が心から挑戦したい、やってみたい、と思える目標を持つことは、何歳になっても大事です。父の雄一郎は、「80歳でエベレストに登りたい」という大きな夢があったからこそ、意欲的に日々のトレーニングを積むことができ、75歳のときよりも高い身体能力をもって、見事、憧れの頂に立つことができたのですから。

憧れの山を見つけることが、登山上達の一番の秘訣です。

(参考書籍:三浦豪太監修『ワオ!体操で100歳まで元気に歩ける!』学研パブリッシング)

三浦豪太さん
プロスキーヤー、冒険家、博士(医学)
三浦豪太さん 1969年、神奈川県鎌倉市生まれ。米国ユタ大学卒業。フリースタイルスキーのモーグル日本代表として94年リレハンメル五輪、98年の長野五輪に出場。現在は解説者としても活躍し、2014年ソチ五輪では名解説が話題に。2013年、父・三浦雄一郎氏の世界最高齢(80歳)でのエベレスト登頂に同行し、親子同時登頂を果たした。現在は順天堂大学医学部非常勤准教授として加齢制御(アンチエイジング)を専門に研究する傍ら、幅広い年齢層の人々やアスリートに向けた、トレーニングやアウトドアプログラムを手掛ける。日本経済新聞の夕刊コラム「三浦豪太 探検学校」でもおなじみ。

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