日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > スポーツ・エクササイズ  > 三浦豪太さんが指南! 初めての山登り  > 豪太さん、疲れない山登りのコツを教えてください!  > 3ページ
印刷

三浦豪太さんが指南! 初めての山登り

豪太さん、疲れない山登りのコツを教えてください!

第2回 ゆっくり歩いてたまに休む「カメ戦法」なら誰でも山頂に!

 高島三幸=フリーライター

「後ろ向き」で下りるのが一番ラク!?

前回、上りよりも下りの方が難しいというお話をうかがいましたが、下りでは、どのようなペースや歩き方をすれば、疲れにくいのでしょうか。

豪太さん 前回お話ししたように、下りは上りのような激しい運動量ではなく、エネルギーを使わないし、心拍数もさほど上がりません。そんなに休まなくてもゴールにたどり着くことができます。でも、ブレーキをかけながら下りるので、脚の筋肉に与えるダメージは大きいんです。

 筋肉が弱い人ほど十分にブレーキをかけられないので、加速がつきがちです。意識しないと、どんどん足が勝手に前に出てしまいます。その加速に身を任せて降りてしまうと、膝関節の骨と骨同士が当たるような乱暴な下り方になり、関節内部に損傷を起こし、クッションの働きを担う半月板や軟骨などにダメージを与えてしまいます。

 基本の下り方は、足の指の付け根を地面につけてから、かかとを下ろすイメージです。足の指の付け根から着地すると、自動的に膝が曲がります。そうすると、足首と膝の2段階クッションが機能して、着地の衝撃を分散することができるのです。着地を意識しすぎて脚を前に出しすぎないよう、体の真下で着地するようにしてください。

 ただ、連続した下り坂で足の指の付け根からの着地を続けようとすると、疲れも伴います。それほど急勾配でなければ、かかとからの着地でも構いません。

 また、膝が内側や外側に向いていないか、まっすぐ前を向いているかは常に意識してください。同じようなテンポとストライド、そして左右のバランスを崩さないようにしましょう。

 それでも本当に足が動かなくなったら、最後の手段は後ろ向き歩行で下ることです。

下りで脚が動かなくなったら「後ろ向き」で下る!

えっ? 後ろ向きですか? 進行方向が見えない状態で下るのは、ちょっと怖いです…。

下りで動けなくなってしまったときの奥の手は…。(©Oleksandr Roslyak -123rf)

豪太さん 後ろの障害物を気にしながら下りるぐらいのゆっくりしたスピードです。登山家の中でも推奨しているのは私ぐらいですが、秘伝の下り方です(笑)。

 私が主催している登山教室で、富士山などの高い山に登ると、参加者の1割くらいは下りで足が動かなくなってしまいます。そんなとき、「じゃあ、後ろ向きにゆっくり一歩ずつ下りましょう」と言うんです。皆さん最初は驚きますが(笑)、やってみると、一歩も歩けなかった人が、ゆっくり下りることができるんです。結果的に、前を向いて下りるよりも速かったりします。

日経グッデイ春割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

  • 老化を進める「糖化」から身を守る対策とは?

    “老けにくい”体にしたいというのは誰もが共通に思うこと。その老化の原因の1つとして最近注目されているのが「糖化」だ。この糖化、見た目の老化はもちろん、体内の血管や内臓、骨、関節などの機能低下にも密接に関わっているという。糖化リスクを遠ざけ、老化を遅らせるためには何を実践すればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、糖化の健康への影響から、その対策までを一挙に紹介しよう。

  • 歩くだけではダメ? 失敗しない運動習慣の作り方

    「ひと駅前で降りて歩く」「テレビを見ながら軽い筋トレをする」…これをもって「運動習慣がある」と思っている人は意外と多い。しかし、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「強度の低い運動、筋肉がつかないような運動は、いくら続けても十分な成果が得られません」と断言する。では、健康診断で引っかかった数値を改善したり、カロリーを消費して減量したり、病気を予防するといった目的を達成するためには、どのような運動をすればいいのだろうか?

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Goodayマイドクター申し込み

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.