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救命救急医に聞く! 正しい診断を導くための話し方・伝え方のポイント(前編)

問診票にはびっしり書いてほしい

 梅方久仁子=ライター

問診票はびっしり書いても大丈夫

問診票では、今飲んでいる薬について聞かれますけど、サプリメントや健康食品まで、書いた方がいいでしょうか。

沖山 それは、全部書いた方がいいと思います。私は診察のときには、あらためて「サプリメントや漢方は飲んでいますか」「風邪薬や痛み止めを飲むことはありますか」のように聞いています。「サプリメントは飲んでいません」と言う患者さんでも、「ビタミン剤はどうですか」と聞くと、「はい」と答えが返ってくることもあり、ここでも認識のずれをすり合わせる作業が必要になります。サプリメント関連では、表現を変えて5回くらい質問することもあります。それくらい医学的には重要な情報ですから、問診票には、ぜひ細かく書いてください。

問診票には、たくさん書いた方がいいのでしょうか。あまりびっしり書いたら、読むのが大変ではないかと思うのですが……。

沖山 時間があるようでしたら、問診票にはできるだけ細かく書いていただきたいです。診察時間は限られていますが、書かれたものは読みますし、話すよりも読む方が速いですよね。たくさん書いてあるのを見ると「熱心な患者さんだな」と良い印象をもつ医師は多いです。実際、情報が多いと診療の上でとても役立ちます。

 問診票だけでなく、問診のときには持っている情報は出し切ってもらうと助かります。

 医師は、最初に症状を大きくパターンで分けて、その後、それが本当に正しいかを一つずつ確認していきます。最初に「今日はどうしました?」と聞くのは、大まかなパターンを捉えようとしている段階ですから、そのときには、手がかりになりそうな情報は多いほど助かります。「吐き気は食後に出ますか?」といった細かい質問に入ったときは、医師の頭の中では自分の判断したパターンが正しいかどうかの確認作業に入っている状態です。一定の手順に従って聞いていくので、この段階では逆に、医師にある程度会話の流れを預けてもいいかもしれません。

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