毎日の晩酌が最大の楽しみという人も多いだろう。肉や揚げ物が好きだから減量はムリ…というあなたに朗報! お酒や脂っこいものをとってもOKのダイエット法がありました。その名は『ゆるやかローカーボ』。まず、お酒を飲むときのつまみで増えやすい「炭水化物」を減らしたら、その分を「脂質」で補うことを前回の記事ではご紹介した。今回は、さらに一歩進んで、酒のつまみに「たんぱく質」が豊富な食材を心がけてとることで、炭水化物制限中に減ったエネルギーと栄養素を同時に補うというのが狙い。お酒のつまみにも最適な一品をレシピとともに紹介しよう。
動物性たんぱくの過多に注意すれば、好きなものを食べてOK!
P:「たんぱく質-Protein-」
良質なたんぱく質は、本来であれば毎食とることが推奨されているが、忙しい現代人の食事はどうしても手軽に食べやすい丼物や麺類といった糖質が中心になりやすい。まして、毎晩の晩酌が欠かせないという人の中には、しっかり空腹も満たそうとして、無意識のうちに炭水化物が中心のおつまみを選びやすい。
そこで、これまでに紹介した「ゆるやかローカーボ」を実践する中で、最後に心がけたいのが「たんぱく質」をしっかり補給することだ。
幸いなことに、コンビニやスーパーの総菜売り場は、たんぱく質のおかずが豊富。帰宅時間が遅くなっても手に入るので、これらをうまく活用したい。
「ただし、牛肉、豚肉、加工肉を過剰に摂取すると総死亡リスクが高まるというデータがあります。肉ばかりに偏らず魚も積極的に食べましょう」(灰本クリニックの灰本元院長)。
4つの食材からたんぱく質を意識してとる
大豆製品
ご飯の代わりに豆腐を食べるのはお薦めの方法。厚揚げや揚げ出し豆腐なら脂肪もとれる。
鶏肉
カロリー重視のダイエットではささみや胸肉が推奨されるが、脂肪の多いもも肉が理想的。
魚介類
脂肪の多い青背魚などが最適。白身魚やイカ、タコはオリーブオイルをかけて食べよう。
卵
1日1個はとりたい食品。ただし、コレステロール値が高い人はとり過ぎには注意が必要。
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