毎日を楽しむために! お酒の炭水化物と上手につき合うコツ
仕事後や帰宅後のビールがごちそう! という人は多いだろう。ビール腹が気になる季節の到来だ。「『ゆるやかローカーボ』はアルコールを飲んでもOKですが、炭水化物を多く含むものはお薦めできません」(灰本院長)。
酒類は醸造酒、蒸留酒、混成酒の三つに大別されるが、ビール、日本酒、ワインなどの醸造酒は炭水化物を多く含む。それは、原料である麦、米、ブドウなどを発酵させてそのまま飲むものだからだ。
一方、焼酎、ウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒は原料を蒸留しているため、炭水化物はほとんど残っていない。つまり、蒸留酒は安心して飲めるというわけ。混成酒は蒸留酒に香りや甘みをプラスしたリキュール。梅酒など果実を使ったものは炭水化物が多いので注意が必要だ。
混成酒
ベルモット、梅酒、コアントロー、カルーアなどの甘いリキュールは炭水化物を多く含む。ジンやウオッカは炭水化物ゼロだが、甘いリキュールを加えて作るカクテルは炭水化物が多い。

梅酒 1杯(60mL)
⇒ 炭水化物 12.9g
オレンジキュラソー シングル1杯(30mL)
⇒ 炭水化物 8.3g
ベルモット(甘口) シングル1杯(30mL)
⇒ 炭水化物 5.2g
醸造酒
ビール、日本酒、ワイン、紹興酒など。穀類や果物を発酵させたものなので、炭水化物を多く含む。ビールや日本酒は糖質ゼロの商品も出回っているので、これらを上手に活用するといいだろう。

ビール 1缶(350mL)
⇒ 炭水化物 10.9g
紹興酒 1合(180mL)
⇒ 炭水化物 9.2g
日本酒(純米酒) 1合(180mL)
⇒ 炭水化物 6.5g
白ワイン グラス1杯(60mL)
⇒ 炭水化物 1.2g
赤ワイン グラス1杯(60mL)
⇒ 炭水化物 0.9g