がんのリスクを上げない「ゆるやかローカーボ」
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夕食のみ炭水化物をカットする「ゆるやかローカーボ」でやせる!
この食事法で重視しているのは、カロリーではなく血糖値だ。三大栄養素のうち、血糖値を上げるのは炭水化物だけで、大量にとると血糖値が急激に上がる。すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌される。インスリンは、別名「肥満ホルモン」。余った糖を脂肪に作りかえ、肝臓や脂肪細胞に蓄える働きがあるため、肥満気味の人は極力分泌を抑えたい。
「ハードな炭水化物制限は、血糖値や体重を短期間に劇的に下げます。しかし、動物性のたんぱく質、特に赤肉とその加工食品の摂取も急激に増えるため、がんによる死亡率が上がることが明らかになっています」。灰本院長は朝、昼はいつも通り食べ、夕食だけ炭水化物を制限することを薦めている。
日本人の死因の第1位はがん。たとえ減量や血糖コントロールに成功しても、がんで死んでは本末転倒だ。「高度な肥満もやせすぎもがん死のリスクを高めますが、日本人ではやせすぎの人数が圧倒的に多いので、むしろやせすぎの方が危険です」と灰本院長。「がんで死なない」ことを大前提とするならば、ほどほどにやせるのが賢いようだ。