正解は、(1)ホント です。

師走に入り、寒さが増してきました。風邪をひいて体調を崩されたという方もいらっしゃると思います。
風邪をひきたくないというのは誰しも同じですが、家族に受験生がいると、なおさら気になるでしょう。
風邪やインフルエンザ対策の基本は、何といっても「うがいと手洗い」です。帰宅したとき、手やのどについたウイルスを洗い流すことはとても大切です。
それに加えて、睡眠中のケアもとても大切です。睡眠評価研究機構の白川修一郎代表は、「風邪は眠っている間にひくことが圧倒的に多い」と話します。唾液の分泌が多い昼間は粘膜の防御力も強いのですが、睡眠中は乾いた粘膜にウイルスが貼りつき、増殖しやすいわけです。
このために大切なのが部屋の保湿です。日中に保湿器を使う人が多いのですが、風邪を予防するためには、寝室に保湿機を設置しましょう。同様の理屈で、マスクを着用することも予防につながります。呼気に含まれる水分によって、口腔内の湿度を高く保つことができるわけです。特に保湿しやすいガーゼのマスクがお勧めです。顔の周りの湿度を50%以上に保つ小型保湿機もあるので、マスクを着けて眠るのに抵抗がある人はこちらを使いましょう。
このほか、空気清浄器を使ってウイルスを除去したり、寝具にまめに掃除機をかけてハウスダストを減らすことも心がけるといいでしょう。
さらに、白川代表は、「もっとも重要なのは良好な睡眠を取ること」と話します。多くの研究から、睡眠の質や量が低下すると免疫力も落ちてしまうことがわかっています。しっかりと寝ることは、風邪の予防のためにとても大切です。
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風邪をひきやすいのは免疫力が下がる睡眠中