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Goodayクイズ

人生を楽しむほど死亡リスクが下がるってホント?

クイズで学ぶ「“幸せ度”と健康」

 日経Gooday編集部

日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。ではさっそく、今週のGoodayクイズを始めましょう。

「“幸せ度”と健康」に関する問題

【問題】人間の体にとってメンタリティーは非常に大事。人生を楽しんでいるという意識が高い人ほど長生きするというデータがある。これはホント? ウソ?

  • (1)ホント
  • (2)ウソ

 正解は、(1)ホント です。

幸福を感じている人ほど長生きする?(©Dmitriy Shironosov-123rf)

 自らアンチエイジングに日々取り組む東海大学医学部教授の川田浩志さんは、「アンチエイジングはまずメンタル改善から」と話します。

 「抗加齢、つまりアンチエイジングのためには、『食事』『運動』『メンタル』の3つが重要です。これまでの指導では、『まず食事の改善から始めましょう』などと話していました。ですが最近は、『まずメンタルありきではないか』と思うようになりました。なぜなら“やる気”がないと、何事も始められないし、続けられないからです」

 例えば、日本人男性を対象にしたある研究で、被験者に「人生を楽しんでいますか?」という質問をしたところ、「人生を楽しんでいる意識が高い人」は、「そうでない人」に比べて脳卒中、心臓病による死亡リスクが半分だったそうです。また、ロンドン大学での実験では、「人生の楽しみ度=Enjoyment of Life:EOL)」と「8年後の身体機能」を比較したところ、EOLが高いと「寝たきりになりにくい」ことが判明したのです。

 さらに、米国で行われた「Twitter」で飛び交う言葉を分析したユニークな研究報告によると、「Happy」や「Ha・ha・ha」といった幸せレベルを高く示すような単語を多くツイートしている人ほど、移動距離が長くて行動半径も広いことがわかったのです。

 「行動量が増加すると、脳、肝臓、膵臓など全身の代謝に影響をもたらすマイオカインというホルモン様物質が筋肉から分泌されて全身に行き渡り、体の循環が良くなります。また、行動範囲が広がると、人間関係が広がり、人脈が生まれ、知り合った誰かからいろいろな知恵を授かることができる。逆に、毎日うつうつとして引きこもってしまうと、体内の循環が滞るために、炎症物質であるサイトカインが生まれ、慢性炎症を引き起こすことが分かっています。これが心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、うつ病へとつながるとされているのです」(川田さん)

 「楽しい」と思う心がけが、「健康寿命」を延ばす。では、忙しく、ストレスの多い毎日の中で、どうすれば「幸福度」を上げられるのでしょうか?――さらに詳しい解説はこちら。

◆Gooday流アンチエイジングセミナー【後編】
東海大医学部教授・川田浩志さん「反省はしません。その方が健康でいられるから」

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