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Goodayクイズ

カラオケは本当にストレス発散になる?

クイズで学ぶ「カラオケの健康効果」

 日経Gooday編集部

カラオケの後はストレスホルモンが減少する

 では、その実験の結果はどうだったのでしょうか。好きな歌を3曲歌った結果、歌う前に比べて唾液の量は増え、コルチゾールは減りました(下グラフ)。気分が明るくなり、「緊張」や「抑うつ」といったネガティブな感情も改善しました。

カラオケでストレスホルモンが減る
平均年齢64歳の男女44人に、それぞれ好きな曲を3曲歌ってもらい、その前後で唾液の量、唾液に含まれるコルチゾールの変化を見た。カラオケの後ではコルチゾールが減っていたことから、感じていたストレスが減ってリラックスしたことが分かる。歌の好き嫌いに関係なく、どちらも同じ結果になった。唾液量は増えていた。(Biopsychosoc Med. 2014 May 21;8:11)
[画像のクリックで拡大表示]

 では、なぜ歌うと唾液が増えるのでしょうか。斎藤さんは、「口の周りの筋肉を使ったというフィジカル面と、歌うことで副交感神経が優位になったというメンタル面、2つの理由が考えられます」と説明します。

 副交感神経は、リラックス状態のときに優位になります。唾液は副交感神経が優位のときによく出て、逆に、交感神経が優位のときにはあまり出なくなります。緊張すると口の中が乾くのは、交感神経が優位になって唾液の量が減るためです。コルチゾールの減少や気分の変化を見ても、歌うことがストレス解消につながることが確認されたわけです。

 カラオケによるストレス解消効果は、歌が好きな人の場合に限らず、歌が苦手な人でも見られたそうです。

 斎藤さんは、「歌が好きな人ばかりではありません。この実験では、歌が嫌いな人、うまく歌えなかったという人たちも、同じように唾液が増え、コルチゾールが下がりました」と話します。

 「楽しくないときでも、笑顔を作ることで楽しい気分になります。それは笑って楽しかったときの記憶がよみがえるためです。歌っているときは顔の表情筋が動くでしょう。その結果、幸せだった記憶や楽しかった記憶がよみがえり、コルチゾールが下がるのではないかと思われます」(斎藤さん)

この記事は、「“カラオケで気分スッキリ”には科学的根拠があった!」(執筆:伊藤和弘=フリーランスライター)を基に作成しました。
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