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Goodayクイズ

適度な運動は、がんの予防になる?

クイズで学ぶ「がん予防」

 日経Gooday編集部

よく体を動かす人ほど、がん罹患リスクが低くなる

 正解は、(1)ホントです。

運動はがん予防にも効果が期待できる。体を動かす習慣のないデスクワーカーは要注意。(c)PaylessImages-123RF

 メタボや生活習慣病の予防には、適度な運動が効果的なことはどなたもご存じでしょう。実は、がんの予防にも運動が有効であることが分かっています。

 がん予防のプロフェッショナルで、著書も多く手がける国立がん研究センター 社会と健康研究センター センター長の津金昌一郎さんは、「身体活動(運動)は大事です。日本人を対象にしたコホート研究では、仕事や運動などで日常的によく体を動かす人ほど、がん罹患リスクが低くなることが確認されています。さらに運動は、がんのリスクだけでなく、循環器疾患などのほかの病気のリスク低減にもつながります」と話します。

 国立がん研究センターによるリスク評価でも、身体活動によって大腸がんの発生リスクが「ほぼ確実」に下がり、また、乳がんリスクも下がる「可能性あり」としています。逆にいえば、体を動かす習慣のないデスクワークの人は要注意。時間を見つけて運動を実践しましょう。

45~74歳の約8万人を5~9年追跡した国内のコホート研究から、活動量の多い人はがんのリスクが低くなることが確認された。(データは、活動量が一番多いグループを1とした場合の相対的リスク)(Am J Epidemiol. 2008;168:391-403.)
[画像のクリックで拡大表示]

 適度な運動が体にいいのは周知の事実とはいえ、なぜ、がんの罹患リスクが下がるのでしょうか。津金さんは「メカニズムははっきりと解明されていませんが、体を動かすことにより、筋肉などで糖を取り込むルートが活性化し、インスリンの分泌が抑えられたり、インスリン抵抗性(*1)が改善されたりすることが関係していると考えられます。これにより、腫瘍の増殖効果があるインスリンが過剰に分泌されなくなることが影響すると考えられます」と説明します。

*1 インスリンが十分に分泌されていても、効果が出ない(効きが悪くなる)状態のこと。

 では、どんな運動をどれだけすればよいのでしょうか。

 「激しい運動をする必要はありません。むしろ、激しい運動は寿命を縮めたり、脳卒中リスクを高めたりするという研究結果も報告されています。私たちがお勧めしているのは、ウォーキング(歩行)かそれと同じくらいの運動を1日60分ほど行うこと。それに加えて、息がはずんで汗をかく程度の運動を1週間に60分ほど行うことです」と津金さん。

 ウォーキングと同じくらいの軽めの運動として、ゴルフやボウリング、ラジオ体操、太極拳、ピラティス、社交ダンスなどがあります。また、息がはずむ少し強い運動は、テニス、野球、バレエ、ジョギング、水泳、水中ウォーキング、バドミントン、山登り、サイクリングなどがあります。病気の予防だと思って無理に行うのではなく、体を動かすことが楽しみだと感じるように、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。それが継続につながります。

 また、65歳以上の高齢者については、「強度に関係なく毎日40分ほど体を動かしてください。特別な運動でなくても構いません。日常的な家事や散歩で大丈夫です。大切なのは習慣化することです」と津金さんは話します。

この記事は、「日本人最大のがんのリスク要因とは?」(執筆:二村高史=フリーライター)を基に作成しました。
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