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Goodayクイズ

夏に多い脳梗塞、様子を見てから救急車は正しい?

クイズで学ぶ「脳梗塞」

 日経Gooday編集部

 正解は、
(3)半身が動かない、脱力といった症状が現れた後、回復しても医療機関を受診する です。

夏に多い脳梗塞。すぐに救急車を呼ぶべき? 回復したら医療機関にはかからなくてよい?(©arcady31-123rf)

 脳卒中は、脳の血管が破れる、あるいは詰まることにより、その部分の脳の働きが失われてしまう病気の総称です。

 血管が破れるタイプが「脳出血」や「くも膜下出血」血管が詰まるタイプが「脳梗塞」です。ポイントは、今まで何もなかったのに、ある日突然に起こること。代表的な症状は、体の半分が動かなくなる、手足がしびれる、ろれつが回らない、人の話を理解できない、視界の半分が見えなくなる、などです。

 加齢とともに起こりやすい病気で、70歳以降の人はリスクが高まります。中でも、脳梗塞の一番の危険因子は高血圧です。比較的よく起こるのは、夏と冬です。夏場は水分不足による脱水症状が影響しますが、冬の寒い時期は血圧が急激に上昇して起こります。動脈硬化が進むと、特に夏は脱水で血がドロドロになって血管が詰まりやすくなります。不整脈がある場合も、水分不足で血栓ができて脳梗塞を起こしやすくなり、注意が必要です。

 脳梗塞はある日突然起こりますが、前兆が現れることもあります。半身が動かない、脱力といった脳梗塞特有の症状が出た後、しばらくすると回復するような一過性の発作です。この時、「症状が消えたから治ったんだ」と考えて、病院に行かずに放置するのは一番良くありません

 最近は安易に救急車を呼ぶなと言われますが、体の麻痺やしびれろれつが回らない、といった症状が出たら、様子を見ている場合ではありません。即病院へ、と考えましょう。なぜなら、脳梗塞は早ければ早いほど治療がうまくいくからです。発症から4.5時間以内の「超急性期」であれば、脳の血栓を溶かすt-PAという薬を使うことができます(血栓溶解療法)。この治療がうまくいけば完全に症状が消える可能性もあります。

 ところが、この薬は「超急性期」を過ぎると効果が落ちるため、使うことができなくなります。脳梗塞治療は、時間との闘いなのです。

 さらに詳しい解説はこちら。

◆名医が解説! 最新治療トレンド
夏は多発期! 脳梗塞治療は時間との闘い

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