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Goodayクイズ

突然死の原因になる「動脈硬化」 進行度を確認するための検査法は?

クイズで学ぶ「動脈硬化」

 日経Gooday編集部

 池谷さんは、血管のしなやかさを知る血管年齢に加えて、「頸動脈エコー(超音波)」という検査を受けることを勧めています。「血管力という概念は、血管年齢が示す『血管のしなやかさ』と、頸動脈エコーで分かる『血管の内壁のなめらかさ』を合わせたものです。血管年齢検査だけでなく、頸動脈エコーも受けておくことをお勧めします。実際、血管はそれほど硬くなっておらず、血管年齢検査では実年齢相当という結果でも、頸動脈エコーで数カ所のプラークが検出されるというケースは少なくありません」(池谷さん)

 頸動脈エコーは、超音波を使って首の太い動脈(頸動脈)の画像をモニターに映し出し、血管にコブはないか、血液がスムーズに流れる状態か、つまり、血管の内壁の「なめらかさ」を調べる検査です。頸動脈を見れば、全身の血管の状態を推測することができます。10分程度の検査で、血管にできた大きなコブはもちろんのこと、破れやすいタイプの小さなコブも確認できるそうです。

 頸動脈エコーには、目に見える動かぬ証拠として、本人が血管の状態を実感できるという利点もあります。

 「例えば、悪玉のLDLコレステロール値が高い人の中には、薬を飲みたくないという人がいます。でも、頸動脈エコーで血管にコブがある画像を見れば、ほとんどの人は、『コブが傷ついたら命に関わってしまう』『内服が必要なら、ぜひ薬を飲んで治療したい』と思うようになります」(池谷さん)

 それとは反対に、LDLコレステロール値が高いのに、頸動脈エコーではコブが見つからないケースもあります。その場合は、血管事故を起こす可能性はまだ低いと判断し、薬を使わず生活を改善しながら様子を見ることもあるそうです。このように、頸動脈エコーは血管のなめらかさを把握するだけでなく、治療方針を決める手がかりにもなるのです。

 動脈硬化リスクが高い人、つまり、高血圧や脂質異常症、高血糖がある人や、喫煙する人、肥満(メタボリックシンドローム)の人は、年齢に関係なく、少しでも早く、血管年齢や頸動脈エコーなどの検査を受けましょう。また、大まかな動脈硬化度は、血圧の値から推定することも可能です。動脈硬化が進むと血圧が上がるため、血圧の値も、動脈硬化の進行の程度を推測する指標の1つとなるのです。血圧によるセルフチェック法の詳細は「健康寿命や突然死回避のカギ握る『血管力』 測定する方法は?」をご覧ください。

この記事は、健康寿命や突然死回避のカギ握る「血管力」 測定する方法は?(田中美香=医療ジャーナリスト)を基に作成しました。
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