正解は、(1)ホント です。

私たちの体には、老若男女問わず誰でも匂いがあります。ワキガや多汗症など、強い体臭の治療を行う五味クリニック(東京都新宿区)院長の五味常明先生は、「赤ちゃん肌には、赤ちゃんの匂いがあるし、思春期の子供にも独特の匂いがある」と明かします。しかし、皮膚の組織そのものに問題があって人が顔をしかめるような強い匂いを発していることはないといいます。
すると、体臭は汗の仕業…? もし、汗自体が臭うなら、汗をたくさんかくサウナの中は「臭い地獄」になってしまいます。
サウナでいわゆる“汗臭さ”を感じないのは、裸の状態で汗をかいているから。「汗そのものは、ほとんど匂いがありません。特に、運動で多量にかく汗は無臭といってもいいでしょう。体臭のほとんどは、人間の皮膚表面にすんでいる常在菌が原因で、汗に含まれる皮脂やたんぱく質などを分解することで生まれます」と五味先生は話します。汗で湿った下着などの衣服は、常在菌を増殖させるインキュベーター(保育器)となっているのです。
夏、運動後に脱いだTシャツをビニール袋に入れておくと、1時間もしないうちにツンとするアンモニア臭がするのも、この菌によるものです。また、1日中外回りなどをした後の足が臭いのは、足の裏の皮膚は厚く、エサとなる角質(たんぱく質)が歩くたびに大量に剥がれ落ちることで、菌が増殖するためです。
さらに詳しい解説はこちら。
◆誰にも言えない…オトコのお悩み相談室
加齢臭と汗臭さにサヨナラ、爽やかオヤジと呼ばれたい