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Goodayクイズ

水中エクササイズがダイエットに効果的なのはなぜ?

クイズで学ぶ「水中エクササイズの効用」

 日経Gooday編集部

 正解、すなわち水中での運動がダイエットに有効な理由として間違っているものは、(4)水の「温度」によって熱産生が起こりにくいから  です。

水の4つの力(浮力・抵抗・圧力・温度)がダイエットを後押しします。(©Andrey Armyagov-123rf)

 水中での運動が有効な理由の中でも、注目すべきなのは水が後押ししてくれること。水中では、「浮力」「抵抗」「圧力(水圧)」「温度(水温)」が一体となって、安全で効率的な減量生活を支えてくれます

 まず、最大の味方が「浮力」。アルキメデスの原理によれば、浮力は、物体が押しのけたのと同じ体積の水の重さに等しく、重力とは逆向きに作用します。つまり、おへそまで水に浸かれば、水中での体重は50~60%になり、胸までなら30~40%、肩までなら何と10%になります。

 陸上で歩けば、体重の2~3倍、走れば3~4倍の荷重が足にかかりますが、水中エクササイズは足腰への負担が格段に少なくなります。慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター助教の長野雅史さんは、「変形性関節症など関節に障害を持つ人なども、水中運動なら取り組みやすい。水中運動は、自分の出した力だけが負荷となるので筋力に応じて行うことができ、筋肉を傷めるリスクも少ない」と話します。

 次に、水には「抵抗」があります。水の抵抗は、物体の動く速度の2乗に比例するので、水中での動きは、陸上の2分の1から3分の1と緩やかになります。この「抵抗」のおかげで、水中では簡単な動きをしても、陸上よりもカロリーが多く消費されるようになるのです。

 さらに、水の「圧力」も効果的に働きます。水圧は、水深に比例して増加します。肩まで水に浸かると水圧で肺が押され、それを戻そうとして自然に腹式呼吸になります。水中エクササイズを続けると呼吸筋が強化され、呼吸機能の向上が期待されます。

 水中では体表面の静脈も水圧を受けるので、足元の筋肉から心臓に送り出すポンプ機能も向上して血液循環が促されます。このため心臓の負担が軽くなって、水中での心拍数は陸上より少なくなります。実は、これが減量にも効いて、陸上よりも強めの運動や、より長時間の運動が可能になり、エネルギーの消費が大きくなるのです。

 最後の味方が、水の「温度」。プールの水温は、30℃前後に設定されていることが多く、体温よりも低いために体から熱が奪われます。すると、体温を一定に保とうとする働き(恒常性維持機能)によって、体内で熱産生が起こるようになります。エネルギー消費効率が高まって、新陳代謝も活性化します。水には、運動によって上昇した体温を冷ます効果もあるので、長時間の運動も比較的楽にできるのです。

 さらに詳しい解説はこちら。

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