日経グッデイ

Goodayクイズ

酒が「エンプティカロリー」といわれるのはなぜ?

クイズで学ぶ「お酒のカロリー」

 日経Gooday編集部

日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。ではさっそく、今週のGoodayクイズを始めましょう。

「お酒のカロリー」に関する問題

【問題】よく「酒はエンプティ(空)カロリー」といわれますが、それはなぜでしょう。

  • (1)栄養素をほとんど含まないから
  • (2)水と一緒に素早く排泄されるから
  • (3)カロリー消費を助ける酵素が含まれているから

 正解は、(1)栄養素をほとんど含まないから です。

アルコール自体のカロリーは糖質、脂質、たんぱく質といったほかの栄養素と異なり、体に蓄えられることがない(いわゆるエンプティカロリー)というのはホント?(©SHOJIRO ISHIHARA-123rf)

 昨今のダイエット論の中には、「酒はエンプティ(空)カロリーだから太らない」という説がありますが、飲み会が続くと、体重はしっかり増えているもの。

 「そもそもお酒を純アルコールとして換算すると、1g当たり7.1kcalになりますが、このうちのおよそ70%は代謝で消費されることがわかっています。これが『アルコールはエンプティカロリー』、すなわち『太らない』と言われる理由の一つです」と話すのは、肥満外来のある渋谷DSクリニック院長の林博之先生。

 同じカロリーを脂質や糖質でとった場合と比較すると、アルコール自体には栄養素がないため、体重増加作用が少ないと考えられているそうです。「純アルコールだけであれば、ほとんど太らないと言ってもいいのかもしれません。ですが、ビール、日本酒、ワインなどの醸造酒には、アルコール以外にも糖質・たんぱく質などが含まれており、そうしたお酒をたくさん飲めば、摂取するカロリーも当然増えていきます。やはり、“適量”を守ることが大切です」(林先生)。

 林先生が言う“適量”とは、純アルコールで20~40gの範囲に収まることを指します。日本酒に換算すると1~2合。林先生のクリニックでは「ダイエットはしたいが、お酒は止められない」という人に対して、「200kcalまで酒は飲んでもよい」とし、ビールなら中ジョッキ1杯、ワインなら3杯弱までを許容範囲としています。林先生自らも、「個人的には、200kcal以内に収まるよう工夫して、糖質を含む日本酒やワインではなく、糖質オフ、プリン体ゼロのアルコール飲料を選んで飲んでいます」とのこと。

 では飲み会が続くと体重が増えてしまうのは…? その理由はごく単純で、「酒と一緒におつまみを食べ過ぎているんです」と林先生は指摘します。例えば、「鶏の唐揚げ」(3~4個:120g程度)は286kcal、「さつま揚げ」(2枚:100g程度)は150kcal、「ポテトサラダ」(120g程度)は200kcalになります。

 さらに詳しい解説はこちら。

◆左党の一分
「お酒で太る」はホント? ウソ?

関連記事