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Goodayクイズ

パジャマが睡眠の質を上げるのはなぜ?

クイズで学ぶ「快眠のコツ」

 日経Gooday編集部

日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。ではさっそく、今週のGoodayクイズを始めましょう。

「快眠のコツ」に関する問題

【問題】日本睡眠学会理事も務める、江戸川大学社会学部人間心理学科教授の福田一彦先生によると、パジャマを着て寝ることで寝付きがよくなり、中途覚醒が減り、睡眠効率がアップするそうです。パジャマが睡眠の質を向上させる理由として正しいのは次のうちどれでしょう。

  • (1)適度に体を締め付けることで、寝返りの回数を減らすことができるから
  • (2)体の熱を逃しにくいため、体表面を温めやすいから
  • (3)パジャマを着ることで「寝る時間」へと気持ちが切り替わるから

 正解は、
(3)パジャマを着ることで「寝る時間」へと気持ちが切り替わるから です。

パジャマも睡眠の質に影響を与えている。(©samuraitop-123rf)

 日本睡眠学会理事も務める、江戸川大学社会学部人間心理学科教授の福田一彦先生によると、朝起きたときに「ああ、よく寝た」と思えるかどうかは主に、寝つきまでの時間と中途覚醒の回数で決まるそうです。何を着て寝ようと睡眠には関係ないと思うかもしれないが、実はそうでもないらしいのです…。

 パジャマを着て寝るだけで睡眠が改善したという報告があります。パジャマを着て寝た夜は、着ていなかったときよりも、寝つきまでの時間が9分減り、中途覚醒の回数も減少傾向になりました。この結果は、パジャマ着用が睡眠全体の質向上に貢献したと解釈できます。

 「パジャマを着る効果は、大きく2つあると考えられます。1つは、衣服としてのパジャマの効用。そして、もう1つが眠るモードへの切り替え効果です」(福田先生)。

 眠りにつくとき、体温は急激に低下します。「体温を下げるには体の熱を逃がす必要があるため、睡眠中はかなり汗をかきます。特に睡眠前半の1~3時間は、大量に発汗することで体温をぐんと下げ、体を深い眠りに導いています。このとき着ているものが、吸湿性や通気性に優れているかどうかは、体熱放散の仕組みからすると、非常に重要。スウェットなどの素材では、汗の気化が妨げられる可能性があります。要は、ぐっすり眠るには、それに適した衣類があるということです」と福田先生。

 さらに、パジャマには、「起きている時間」から「眠る時間」へと気持ちを切り替える心理的な効果もあるそうです。「睡眠の質という点から言うと、大事なのは、起きている時間と眠る時間をきちんと区切ること。部屋着のままだと、どうしてもこの区切りがつきにくいが、パジャマに着替えると『これから寝るぞ』という気持ちに自然と切り替わる。寝るモードに切り替える有効なツールの1つが、パジャマと言えるわけです」と福田教授。

 ちなみに、パジャマ選びのポイントは、「素材」「サイズ」「強さ」の3つ。素材は肌触りがよく、吸湿・吸水性、通気性に優れ、蒸れないものであるかどうかをチェックしましょう。サイズは、体を締め付けず、ゆったりとしているけれど、寝がえりを打っても寝乱れしない程度が丁度良いそうです。そして、汗をよく吸収し、頻繁に洗濯をしても劣化しにくい強さを持ち合わせていることも重要です。

 さらに詳しい解説はこちら。

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「パジャマ離れ」が快眠を妨げていた

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