日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > Goodayクイズ  > 前立腺肥大、60代なら何割が該当する?  > 2ページ目
印刷

Goodayクイズ

前立腺肥大、60代なら何割が該当する?

クイズで学ぶ「前立腺肥大」

 日経Gooday編集部

男性は年を取ると前立腺が肥大し、尿トラブルの元になる

 正解は、(2)60%です。

 年齢を重ねると、頻尿や尿失禁などの尿のトラブルに悩まされる人が増えてきます。泌尿器科を専門とする永弘クリニック(埼玉県新座市)院長の楠山弘之氏は、「乗り物に長く乗ることが不安だったり、夜中に頻繁にトイレに起きることで同室者に気兼ねする、といった理由で旅行に行けないという人も多い。恥ずかしいという気持ちが強く、医療機関を受診できずに1人で悩みを抱え込んでいる人も少なくありません」と話します。

尿にまつわる悩みを人知れず抱えていませんか?(c)Sergio Barrios-123RF

 男性の場合は、尿トラブルが出てくるのは60代以上が中心だと楠山氏は話します。漏らしてしまうことは少ないものの、頻尿になったり、出にくくなったりします。その大きな原因は、加齢と共に起こってくる前立腺の肥大です。

 前立腺はクルミほどの大きさで、膀胱のすぐ下に尿道を取り囲む形でついている男性特有の器官。そこから分泌される前立腺液は、精液を作るためにも必要ですが、殺菌作用が強く、大切な睾丸を雑菌から守る役割もあります。

60代の60%、80代なら90%の人に前立腺の肥大が見られる

 この前立腺は、年を取ると大きくなってきます。すべての男性でもれなく大きくなるわけではないのですが、50代の30%、60代の60%、80代になると実に90%の人に前立腺の肥大が見られるといいます。その結果、大きくなった前立腺が、内側に位置する尿道を圧迫。尿が出るのに時間がかかる、尿の勢いが弱くなる、膀胱が刺激されて頻尿になる、膀胱に尿が残る(残尿)といった症状に悩まされるようになるのです。

前立腺肥大症
前立腺はクルミほどの大きさで、尿道を取り囲むようについている(左)。これが年とともに肥大すると(右)、尿道を圧迫し、尿の出の悪さや頻尿、残尿などの原因となる。原図(c)designua-123RF
[画像のクリックで拡大表示]
男性の前立腺肥大に伴う尿のトラブル
  • 頻尿になる(昼夜問わず頻繁にトイレに行きたい、起床から就寝までに8回以上排尿している)
  • 突然の尿意に襲われる(実際に漏らすことは少ない)
  • 残尿感がある、排尿後に「ちょい漏れ」がある
  • 尿の出が悪くなる(勢いが弱い、時間がかかる、途切れる)

 そもそも、なぜ年を取ると前立腺が大きくなるのでしょうか? 実は、その詳しいメカニズムは今なお解明されていません。ですが、男性ホルモンが関係していることは分かっています。

 主要な男性ホルモンであるテストステロンは、5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンに変わり、これによって男性型脱毛症が起こります。「前立腺も同じく、DHTの作用で肥大すると考えられています」と楠山氏は話します。直接の原因はDHTなので、単純にテストステロンの分泌量が問題になるわけではありませんが、テストステロンがなければDHTもできません。そのため、テストステロンを分泌する睾丸を失った男性は髪も抜けないし、前立腺の肥大も起こさないそうです。

この記事は、「頻尿、尿漏れ、尿が出にくい…増える尿トラブルの正体は?」(執筆:伊藤和弘=フリーランスライター)を基に作成しました。
関連記事

先頭へ

前へ

2/2 page

頻尿
キーワード一覧へ

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「ウォーキング」「ジョギング」 大きな健康効果を得るための小さなコツ

    ウォーキングやジョギングなどの「有酸素運動」には、「コロナ太り」の解消や、生活習慣病の予防、免疫力アップなどが期待できる。ただし、漫然と歩くだけでは運動効果は低いし、かといって本格的なジョギングは運動初心者にはハードルが高い。そこで運動効果の上がる歩き方と、初心者でもできる走り方のコツを紹介する。

  • 悩ましい「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法

    放っておいても失明につながる心配はないものの、日常生活に不便をもたらしたり、疲れや肩こりなどの体の不調を引き起こす、悩ましい目の症状。今回は、そうした「ちょっと困った目の症状」の代表例である「老眼」「飛蚊症」「ドライアイ」への対処法をまとめていく。

  • 「眠れない」を解消して抵抗力を高める、3つのNGと6つのテク

    暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.