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Goodayクイズ

スムーズな排便のコツは?

クイズで学ぶ「排便のメカニズム」

 日経Gooday編集部

日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。では早速、今週のGoodayクイズを始めましょう。

「排便のメカニズム」に関する問題

【問題】社会保険中央総合病院大腸肛門病センター部長(取材当時)の山名哲郎さんによると、スムーズに排便するには、コツがあるそうです。便座に座った状態で行うと良いのは次のうちどれでしょう。

  • (1)思い切り息む
  • (2)上半身を前傾させる
  • (3)便座と上半身が垂直になるよう姿勢を正す

 正解は、(2)上半身を前傾させる です。

 「直腸の周りには、便がやってきたことを感知するセンサーが多数あります。このセンサーが脳にシグナルを送って、脳が便意を感じるのです」と話すのは、社会保険中央総合病院大腸肛門病センター部長(取材当時)の山名哲郎さん。センサーからのシグナルは途中で二手に分かれ、一方は脳へ届きますが、もう一方は背骨(仙髄)でUターンして肛門を締める筋肉に向かい、筋肉をゆるめさせるといいます。

 肛門を締める括約筋は、自動的にゆるむ内側の筋肉と、自分の意志で動かせる外側の筋肉の二重構造になっています。「肛門を締める力の8割は、内側の括約筋が担っています。便意を感じたら、ある意味で排泄はもう始まっているのです」と山中さん。

 便意を感じても、排泄を止めておく筋肉はもう一つあります。直腸を前方に引っ張る、「恥骨直腸筋」というループ状の筋肉です。括約筋とダブルの作用で便をキープしますが、いざ出すときになると、今度はこの筋肉が少し邪魔になるといいます。

図1◎ スムーズに排便するには前傾姿勢がいい
(イラスト:江田ななえ)
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 「恥骨直腸筋の筋肉の働きで、普段から直腸はほぼ直角に曲がっています。この角度をゆるめないと、スムーズに排便しにくいのです」(山名さん)。ゆるめるには、様式便座なら座った状態で、上半身を前傾させるのがいいそう。「おそらく和式便器なら、自然にこういう状態になるはずです」(同)。

 呼吸を止めて息むのは、内臓や筋肉に負担をかけるので、好ましくないといいます。

 さらに詳しい解説はこちら。

◆スゴイカラダ
便意はどうやって感じる? どう我慢する?

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