日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > からだケア  > Goodayクイズ  > 「お酒は薄毛の原因になる」は、ホント? ウソ?  > 2ページ
印刷

Goodayクイズ

「お酒は薄毛の原因になる」は、ホント? ウソ?

クイズで学ぶ「飲酒と薄毛」

 日経Gooday編集部

心身ともに健康でいることが何より大事

ネットで調べると、「アルコールは薄毛の原因になる」といった情報が見つかります。これは本当なのでしょうか? (c)PaylessImages -123rf

 正解は、(2)ウソです。

 「アルコールが薄毛の原因」などと言われることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。

 男性の薄毛治療の専門家で、『病はケから』(幻冬舎)などの著書も手がけているメンズヘルスクリニック東京 院長の小林一広さんは、「現時点での研究報告などから考えても、お酒が薄毛の直接の原因になることはないと考えていいでしょう」と話します。

 「お酒の飲み過ぎで薄毛になるとしたら、アルコール依存症の方はみんな薄毛ということになりますが、実際はそうではありません。飲酒を過度に気にする必要はありません」(小林さん)

 小林さんは、「つまるところ『心身ともに健康でいること』が髪の健康につながる」と話します。「お酒を我慢することが、その人のストレスになるくらいなら、飲んだほうがずっといいと言えます」(小林さん)

 「ですが、度を越えて飲んでしまうのは逆効果です。過度な飲酒は、髪の毛はもちろん、体のさまざまなところに悪影響を及ぼします。というと、どのくらいまで飲んでいいかが気になると思いますが、適量といわれる純アルコール量に換算して20g程度を目安にするといいでしょう。日本酒なら1合、ワインならグラス2杯程度です」と小林さんは話します。

「男性型脱毛症」(AGA)は遺伝の影響が非常に大きい

 小林さんによると、現時点では、遺伝的要素が強い「男性型脱毛症」(AGA)のメカニズムについては、医学的に確認されているそうです。「AGAとは男性特有の脱毛症で、薄毛・脱毛に悩む男性の約8割が該当するといわれています。AGAの罹患率は、20代で10%、30代で20%、40代で30%、50代以降で40数%と、加齢とともに高くなっていきます。このAGAは、遺伝的要素が非常に大きいといわれています」(小林さん)

 しかし、すべてが遺伝とは言い切れない面もあるのだと小林さんは話します。「実際、遺伝的条件が同じ一卵性双生児でも、異なる生活環境下で過ごすうちに、薄毛の進行度合いに違いが見られることがあります」(小林さん)

 つまり、遺伝的要素が大きいものの、生活習慣にも配慮する必要があるわけです。では、どんな生活習慣がよくないのでしょうか。

 メンズヘルスクリニック東京の小山太郎医師らは、1873人の日本人男性を対象に、家族歴、喫煙の有無、飲酒の有無、血圧、肥満度、および血液検査の各種データなどとAGAの関係を解析しています。

 「その結果、現時点で唯一AGAとの関連性が確認できたのがBMI(Body Mass Index)、つまり肥満度です。BMIの数値が25以上の人はAGAになる率が高くなることが確認できました。つまり、肥満の人は薄毛になりやすい傾向があったわけです」(小林さん)。肥満の人は食事・運動などの生活習慣を改め、やせることから始める必要がありそうです。

この記事は、「このまま飲み続けたら薄毛になる!?」(執筆:葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト)を基に作成しました。
関連記事

先頭へ

前へ

2/2 page

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 老化を左右する血管! 若返りのポイントは?

    体の中に縦横無尽に張り巡らされた「血管」をよい状態に保つことは、健康を維持するため、そして老化を防ぐために極めて重要だ。では、強い血管をキープし、老化した血管を若返らせるには、何をすればいいのだろうか。本特集では、2万例を超える心臓・血管手術を手がけてきたスペシャリストに、血管の若さを維持する秘訣と、血管を強くする運動法・食事法を聞いていく。

  • つらい「肩こり」は動的ストレッチで解消!

    肩こりの原因の大半は、生活習慣。すなわち、不自然な姿勢で過ごすことや、たとえ良い姿勢であっても長時間続けてしまうことが、首や背中の筋肉を緊張させ、筋疲労を引き起こす。この記事では、肩こりに関する記事の中から重要ポイントをピックアップして、肩こりの解消方法をコンパクトに紹介していく。

  • 筋肉博士が教えるロコモ予防の下半身筋トレ

    健康寿命を延ばすためには、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動だけでなく、「筋トレ」も重要であることが最近改めて認識されている。東京大学大学院教授で“筋肉博士”こと石井直方さんは、「寝たきりにならないためには、40~50代のうちから筋肉量を増やす意識で運動することが大切」という。そこで本特集では、石井さんに聞いた、筋トレの効果と、具体的な下半身筋トレの方法を一挙に紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2019 Nikkei Inc. All rights reserved.