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Goodayクイズ

飲酒は血圧を上げる? 下げる?

クイズで学ぶ「血圧対策」

 日経Gooday編集部

いつもお酒を飲んでいる人ほど、血圧は高くなる

 正解は、(1)血圧は高くなるです。

 現在、国内で「高血圧」と推定される人は4300万人にのぼります。中でも、特に注意すべきは中高年の男性です。血圧は年齢とともに上昇する傾向があり、男性の場合、50歳を過ぎると5割近くが高血圧に該当します。読者の中にも、高血圧と指摘されている人は多いでしょう。

1日当たりのアルコール摂取量と血圧の関係
1日当たりのアルコール摂取量と血圧の関係
アルコールの摂取量が多いほど、血圧は高くなる。(Circulation.1989;80:609.)

 「塩分」のとり過ぎが血圧を上げることは有名ですが、それだけでなく血圧は飲酒(アルコール)とも密接に関わっています。

 『高血圧にならない、負けない生き方』の著者で、高血圧やヒートショックなどに詳しい横浜労災病院院長の梅村敏さんは、「アルコールと血圧の関係性は深く、常日頃から飲んでいる人ほど高くなる傾向にあります。1日あたりのアルコール摂取量に比例して血圧が高くなります。これは人種や酒類に関係なく共通して言えることです」と話します。

 梅村さんは、アルコール常飲者は血圧に注意が必要で、定期的に血圧チェックを欠かさないほうがいいと話します。

 「そもそも血圧は年齢とともに上昇する傾向にありますが、仕事上のストレスが多い50代男性は一気に高血圧が増えます。アルコール常飲者は今は高血圧ではなくても、今後高血圧になる可能性が特に高いのです」(梅村さん)

アルコールは一時的に血圧を下げる

 このように、日々お酒を多く飲み続けると、恒常的な高血圧になるリスクが高まるわけですが、実は、飲んだ直後には、一時的に血圧は下がります。

飲酒後は一時的に血圧が下がる
飲酒後は一時的に血圧が下がる
高血圧の人がお酒を飲んでいるとき(通常飲酒時)とお酒を控えたとき(飲酒制限時)の血圧の変動。夜間にお酒を飲んだ後は血圧が低くなる傾向が見られた。一方、日中の血圧は高くなる。(臨床高血圧 2000;6:14.)

 「飲酒には、“一時的”に血圧を下げる作用があります。アルコールを飲むと、アルコールの代謝生産物のアセトアルデヒドの血中濃度が増えることで、血管が拡張し血圧が下がるのです。この血圧低下に反応し血圧維持のため、交感神経系が活性化し、脈が増加すると考えられます」(梅村さん)

この記事は、「「命の危機」を感じた冬の飲酒後の入浴」(執筆:葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト)を基に作成しました。
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