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Goodayクイズ

花粉症を発症する期間の目安は?

クイズで学ぶ「花粉症のメカニズム」

 日経Gooday編集部

日経Gooday読者のみなさん、「カラダにいいこと、毎日プラス」していますか? Goodayクイズでは、今知っておきたい健康や医療のネタをQ&A形式でおさらいします。出題範囲は日経Goodayに掲載した記事です。ぜひ、今日からのセルフケアにお役立てください。では早速、今週のGoodayクイズを始めましょう。

花粉症のメカニズムについての問題

【問題】花粉症は、空気中に漂っている花粉を吸い続けるうちに花粉を異物として認識する抗体が作られ、一定レベルに達したところで発症します。花粉を吸い続けてから発症するまでの最短期間の目安はどのくらいでしょう。

  • (1)1年
  • (2)3年
  • (3)10年

 正解は、(2)3年 です。

大量飛散年には、“花粉症予備軍”の中から花粉症にデビューする(発症する)人が増える傾向があります。(©Tagstock Japan-123rf)

 ふたばクリニック(東京都新宿区)院長の橋口一弘さんによると、「花粉症は、飛んでいる花粉をただ吸い込むだけでは発症しません。毎年吸い続けるうちに、花粉を異物として認識する抗体(スギ花粉であれば「スギ花粉特異的IgE抗体」と呼ばれる)が体の中で作られるようになります。この抗体の量がある一定レベルに達したところで、花粉が体に入ると、免疫システムが作動し、異物である花粉を排除すべく、一斉攻撃(アレルギー反応)が始まるのです」。それが、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状として現れます。

 このアレルギー反応のメカニズムは、しばしば「コップと水の関係」で説明されます。体内で抗体(水)が作られ、コップの中にたまっていきます。コップの中にあるうちは、その人の免疫システムは正常に働いていますが、その人のキャパシティ(コップの容積)を超えてあふれると、花粉を異物と認識したアレルギー反応が始まる―と例えれらます。抗体を持っていても生涯、アレルギー反応を起こさない人もいますが、そういう人たちは「コップが大きい」と解釈されています。

 個人差があるにせよ、大量飛散年には、花粉の抗体を持っていても発症していない“予備軍”の中から花粉症にデビューする(発症する)人が増える傾向はあるといいますので、心の準備は必要です。

 ちなみに、日本スギが存在しない国から来た人は、早くて約3年以上日本に滞在した頃にスギ花粉症を発症するといいます。毎年、春に花粉を吸い続けて抗体ができて発症するまでの最短期間は、3年が一つの目安のようです。

 さらに詳しい解説はこちら。

◆季節の病気を上手に防ぐ
花粉飛散でヒサンな春への対処のしかた

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