正解は、(3)木曜日です。
「発熱後5日、かつ、解熱後2日」が出席停止期間

インフルエンザによる出席停止期間は、「熱が出た後5日、かつ、解熱した後2日」です。このケースでは、金曜日に熱が出て、月曜日に解熱していますので、木曜日から登校可能となります。
「え、そんなに休まないといけないの?」「水曜日から学校に行けるのでは?」と思った人もいるかもしれません。このカウント方法を詳しく説明していきましょう。
子どもがインフルエンザにかかった場合の出席停止期間は、学校保健安全法等の「学校保健安全法施行規則」で定められています。それによると、インフルエンザの出席停止期間は「解熱後2日を経過するまで」(幼児の場合は「3日を経過するまで」)かつ「発症した後5日を経過するまで」とされています。
以下、冒頭の「金曜日に発熱し、月曜日に熱が下がった小学生」の場合で考えてみましょう(パターン1)。
金曜日に発熱ですから、金曜日が発症日になりますが、発症日はカウントに入れません。土曜日から1日目、2日目と数えます。3日目が月曜日、4日目が火曜日、5日目が水曜日。これで5日を経過したことになりますので、登校は木曜日からとなるわけです。
また、「解熱した後2日を経過」についても、同様に考えます。こちらも平熱に戻った(解熱した)日はカウントせず、翌日から1日、2日と数えます。今回の場合は、火曜日を1日、水曜日を2日と数えますので、登校ができるのは木曜日からとなります。つまり、木曜日の登校は、2つの条件の両方を満たすことになります。
熱が下がった時間帯によって計算は変わる?
ちなみに、熱が下がった時間帯は、カウントに影響しません。月曜日の朝7時に平熱に戻った場合も、夕方7時になってから平熱に戻った場合も、翌日から1日、2日と数えるのが正解で、登校ができるのは木曜日からとなります。要は、2日といっても、実際には熱が下がってから48時間ちょうどで登校できるわけではなく、最大で72時間ほどたたないと登校できないルールなのです。
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