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Goodayクイズ

ED治療薬はどれも同じ?

クイズで学ぶ「性機能回復」

 日経Gooday編集部

 正解は、(3)シアリスです。

「男を立てる」ED治療薬の仕組みとは?

 現在、EDの治療にはバイアグラ(一般名シルデナフィル)、レビトラ(同バルデナフィル)、シアリス(同タダラフィル)といったED治療薬が使われています。これらは基本的に同じメカニズムで、大まかには「血管を拡張させる」作用があります。

 誤解している人もいるかもしれませんが、これらの薬を飲んでも「朝立ち」のように自動的に勃起するわけではありません。あくまで性的に興奮したとき、スムーズに勃起するようになるのです。

 男性が性的に興奮すると、それが脳の中枢から脊髄を通ってペニスの海綿体神経に伝えられます。するとペニスの神経や血管からNO(一酸化窒素)が出て、海綿体の中にサイクリックGMPという物質が増えます。このサイクリックGMPに海綿体の筋肉をゆるめる作用があるので海綿体の血管が広がり、大量の血液がペニスに流れ込むことで勃起するわけです。

 ところが、海綿体の中にはPDE5という酵素もあり、これがサイクリックGMPを分解してしまいます。若いころはサイクリックGMPがたくさんできるので問題ありませんが、年をとって血管機能が衰えるとサイクリックGMPの量が減り、PDE5の影響が表れやすくなります。その結果、海綿体の筋肉がゆるまず、うまく勃起しなくなってしまうのです。

 そこでバイアグラやシアリスの登場です。これらのED治療薬は、医学的には「PDE5阻害剤」と呼ばれています。つまりPDE5というブレーキを抑えることで、サイクリックGMPの量が少なくても有効に活用し、スムーズに勃起できるようにするわけです。特にシアリスは作用時間が36時間と長く、食事の影響も受けないので使いやすいでしょう。

[画像のクリックで拡大表示]

 ED治療薬は基本的に医師から処方されなければ買えません。インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品だったという調査もあります(* 1)。「偽造品は、成分量が異なっていたり、いろいろな混ざり物が入っていて健康を害する可能性があります。そもそも処方せんが必要な薬ですから、十分に注意してください」と東邦大学医学部泌尿器科教授の永尾光一さんは話します。

 保険は利きませんが、1錠の値段はバイアグラ(25mg)が1300円程度(ジェネリックならもっと安い)、シアリス(10mg)が1500円程度。週に1錠のペースで飲むなら、月に5000~6000円ですむ計算になります。

 「泌尿器科に行き、ED気味なので治療薬を試したいと言えばいいでしょう。危険がないように他に飲んでいる薬などはチェックしますが、通常は問診だけですんなり処方されます。動脈硬化の予防にもなるので、自分でも飲んでいる泌尿器科医もいますよ」(永尾さん)

 飲みたいと思ったら、ネットで怪しげなものに手を出さず、ストレートに医師に相談してみましょう。ただし、いずれのED治療薬も、ニトログリセリンなどの狭心症の治療薬(硝酸薬)を使用している人、血圧が高すぎる人(降圧剤でコントロールしていれば問題ない)・低すぎる人、脳梗塞や脳出血・心筋梗塞を起こしてから間もない人などは使うことができません。

*1 国内でED治療薬を製造・販売している4社が共同で2016年3~8月に調査した結果。
この記事は、ED治療薬で動脈硬化予防? 性機能回復だけでないメリット(伊藤和弘=フリーランスライター)を基に作成しました。
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