認知症、早期発見のメリットは?
家族の心構え、介護保険の利用のためにも早期発見は重要
伊藤左知子=医療ジャーナリスト
要介護認定を受けるためには診断が重要!
もうひとつ、早期発見のメリットがある。それは、介護保険を利用する上での手続きである。「どうも親が認知症かもしれない」という場合、介護保険のサービスが必要となってくるが、そのためには要介護認定を申請しなければならない。要介護の種類は「要支援1、2」「要介護1~5」があり、それぞれ受けられるサービスが異なる。どのタイプの要介護認定になるかは、訪問調査と主治医の意見書により審査される。