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一から学ぶ、認知症

世界が考える認知症の課題とは?~OECDが認知症問題に取り組むワケ

認知症に対する世界の取り組み(1)

 伊藤左知子=医療ジャーナリスト

 第一に考えられるのは医学の進歩だが、ピアソン次長によれば、「認知症の治療法の開発は、他の医療分野に比べても、うまくいっているとはいえない」という。

 認知症治療の研究が進まない原因の一つは、新しい研究に対し、十分な研究開発費が投じられていないためだ。新薬の開発には多額の費用がかかる。これまで、大手の製薬会社各社は、認知症治療薬の開発を試みてきたが、残念ながら、その多くが失敗に終わり、多額の損失を出しているのが現状だ。「製薬会社にとって、再度、認知症治療薬の開発を試みるのは、リスクが大きすぎるのです。なにしろ、新薬の開発には約20億ドル(約2200億円)の費用がかかるのですから」とピアソン次長。


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